こんにちは。硝子彫刻工房九炉磨蔵の門間です。
結婚式のウェルカムスペースを考え始めると、「何を飾ればいいの?」「写真は何枚くらい必要?」「おしゃれにしたいけれど、ごちゃごちゃするのは嫌」と迷う新郎新婦様はかなり多いかなと思います。
ウェルカムスペースは、ゲストが会場に到着して最初に目にする場所です。
だからこそ、ただ飾りを増やすよりも、二人らしさがひと目で伝わる主役を決め、その周りを写真や花、小物で支えることが大切です。
ウェルカムスペースは、飾る物の数ではなく「何を一番見せたいか」で印象が決まります。
この記事では、結婚式のウェルカムスペースに何を飾ればよいのか、おしゃれに見える配置、写真や花の使い方、予算をかけすぎない方法まで、結婚式の記念品づくりに長く携わってきた立場から分かりやすくお話しします。
- ウェルカムスペースに飾る物の選び方
- 統一感が出るおしゃれな配置方法
- 写真や花を使うときの考え方
- 予算を抑えながら特別感を出す方法
ウェルカムスペースとは
まずは、ウェルカムスペースが結婚式の中でどのような役割を持つ場所なのかを知っておきましょう。
ここが分かると、必要以上に物を買わなくても、見栄えのよい空間を作りやすくなります。
ゲストを最初に迎える場所
ウェルカムスペースは、受付周辺や披露宴会場の入口などに設けられることが多く、ゲストが結婚式場に到着したあと最初に目にする装飾スペースです。
挙式や披露宴そのものが始まる前なので、ゲストにとっては「今日はどんな結婚式なんだろう」と期待が高まる時間でもあります。
そのため、ここに二人の写真や名前、結婚式のテーマに合った花などが飾られていると、それだけで会場全体の雰囲気が伝わります。
逆に、人気のアイテムだからという理由だけで別々のテイストの物を並べてしまうと、個々のアイテムはおしゃれでも、全体では少し落ち着かない印象になりがちです。
披露宴のテーマを伝える役割
例えば、和婚なら木や和紙、落ち着いた花。ナチュラルな結婚式なら木製フレームやグリーン。
上品なホテルウェディングならガラスや白い花、ゴールド系の小物というように、テーマによって似合う素材は変わります。
大切なのは、会場そのものの雰囲気を無視しないことです。
自宅で見るとかわいい飾りでも、実際の結婚式場に持っていくと意外に小さく見えたり、背景の壁やテーブルクロスと色が合わなかったりします。
ですから、アイテムを購入する前にウェルカムスペースの横幅、高さ、背景色、テーブルの有無を確認しておくと失敗が少なくなります。
ウェルカムスペースだけを単独で考えるより、会場の壁・床・照明まで含めて一枚の写真として考えると、かなり決めやすくなりますよ。
当社のワンポイントアドバイス
これまで数多くの新郎新婦様のお話を聞いてきた当社の経験からお伝えさせて頂きますと、ウェルカムスペースで最初に確認したいのは「何を飾るか」より先に、会場側がどこまで用意し、誰が当日に設営するのかです。テーブルの幅や高さだけでなく、背景の壁、コンセント、照明、イーゼルの貸し出し、壁への固定可否、搬入できる時間まで確認しておくと、後から買い直す失敗を減らせます。
特に見落としやすいのが、前日に自分たちで飾れるのか、当日は会場スタッフへ写真を渡して再現してもらうのかという違いです。先に設置条件を確定し、その範囲の中で主役と補助アイテムを決める。この順番で考えると、見た目だけでなく当日の運用まで無理のないウェルカムスペースになります。
最初に主役を一つ決める
ウェルカムスペースをおしゃれに見せるうえで、私が特に大切だと思うのが「主役を先に決める」ことです。
写真、花、ウェルカムボードを全部同じ目立ち方にする必要はありません。
主役があると統一感が出る
ウェルカムスペースを作るとき、最初から「写真を20枚、花を3つ、キャンドルを5個、イニシャルオブジェも置こう」と考えてしまうと、買う物ばかり増えていきます。
そこで最初に決めてほしいのが、ゲストに一番最初に見てもらいたい物です。
例えば大きめのウェルカムボードを主役にするなら、写真はその周囲に数枚。
前撮り写真を大きく飾るなら、ウェルカムボードは文字中心のシンプルな物でも構いません。
主役が一つ決まるだけで、ほかのアイテムは「主役を引き立てる物」として選べるようになります。
全部を目立たせようとしないことが、おしゃれに見せる近道です。
ウェルカムボードを中心にする
初めてウェルカムスペースを作る方には、ウェルカムボードを中心にする方法が分かりやすいでしょう。
二人の名前や結婚式の日付が入ったボードを中央または少し奥に置き、その手前や左右に写真、花、小物を配置します。
視線が自然にウェルカムボードへ向かうため、たくさんの装飾を使わなくても空間が成立しやすくなります。
ウェルカムボードには木、アクリル、紙、キャンバス、鏡、硝子など、さまざまな素材があります。
どの素材が正解ということではなく、結婚式場の雰囲気や二人の好みに合うかで選んでください。
前撮り写真を主役にする

前撮りをしているなら、お気に入りの一枚を大きくプリントして主役にする方法もあります。
たくさんの写真を同じ大きさで並べるより、メイン写真を一枚大きくし、その周りに小さな写真を置く方が視線の流れを作りやすくなります。
特に、和装前撮り、海や自然の中で撮影した写真、二人の思い出の場所で撮った写真などは、その一枚だけでも二人らしさが伝わります。
あなたがゲストだったら、写真が30枚ぎっしり並んでいる空間と、お気に入りの一枚をゆっくり見られる空間では、どちらが印象に残るでしょうか。ここを考えてみると、必要な写真の枚数も見えてきます。
ウェルカムスペースに飾る物
ここからは、実際にウェルカムスペースで使いやすいアイテムをご紹介します。
すべて用意する必要はありません。二人の結婚式に合うものだけを選びましょう。
ウェルカムボード
ウェルカムスペースの定番といえば、やはりウェルカムボードです。
名前、日付、簡単なメッセージなどを入れるだけでも「二人のための空間」であることが伝わります。
既製品を購入して名前だけ入れる方法もありますし、自作する方法、専門店にフルオーダーで依頼する方法もあります。
特別感を重視するなら、二人だけのデザインを作れるオーダーメイドも選択肢になります。
二人の写真
幼少期から現在までの写真、交際中の写真、前撮り写真などは、ゲストに二人のことを知ってもらえるアイテムです。
ただ、枚数が多すぎると一枚一枚を見てもらいにくくなります。
私は、無理に大量の写真を並べるよりも、思い出が伝わる写真を選んで飾る方がよいと思います。
同じ色のフォトフレームにそろえる、木製フレームだけを使う、白とゴールドだけにするなど、フレームの素材や色をそろえると全体がまとまりやすくなります。
花やグリーン

花やグリーンは、ウェルカムスペースの空いている部分を自然につなげてくれる便利な装飾です。
生花、造花、ドライフラワーのどれでも構いません。結婚式場の装花と色味を合わせると、さらに統一感が出ます。
例えば披露宴会場の装花が白とグリーンなら、ウェルカムスペースでも白い花とグリーンを使う。
くすみピンクがテーマなら、同じ系統の花を少量加える。
これだけでも「別々に準備した物を並べた感じ」が減ります。
キャンドルやライト
夕方以降の披露宴や、少し落ち着いた雰囲気の会場では、キャンドルや小型ライトもよく合います。
ただし、本物の火を使えるかどうかは会場によって異なります。
安全上の理由から使用できない場合もありますので、必ず会場側へ確認してください。
電池式のLEDキャンドルであれば比較的扱いやすく、搬入時にも安心でしょう。
イニシャルや思い出の品
二人のイニシャル、趣味に関係する物、旅行先で購入した小物などを置く方法もあります。
例えば音楽が好きな二人ならレコード、アウトドアが好きなら小さなランタン、旅行が好きなら地図や旅先の写真という具合です。
こうした小物は、人気のウェディングアイテムをそのまま真似するよりも、二人らしさを表現できます。
二人らしさを出すコツとしては「結婚式だから置く物」だけではなく、「普段の二人を知ってもらえる物」を一つ入れてみると、印象に残りやすくなります。
おしゃれに見える配置方法
同じアイテムを使っても、置き方によって印象は大きく変わります。
ここでは難しい技術を使わなくても実践しやすい配置の考え方をご紹介します。
高さに差をつけて配置する

ウェルカムボード、写真立て、小物をすべて同じ高さで横一列に並べると、平面的に見えやすくなります。
そこで、奥側に背の高い物、中央に中くらいの物、手前に小さな物を置いてみてください。
ウェルカムボードを一番高くして、その横に写真立て、手前に花やキャンドルという配置は作りやすい形です。
箱や台を布の下に置いて高さを出す方法もあります。
わざわざ専用の什器を買わなくても工夫できますよ。
左右を完全対称にしない
左右に同じ花、同じ写真、同じキャンドルを並べると整って見えますが、少し固い印象になる場合があります。
片側に少し背の高い花を置き、反対側に写真を2枚置くなど、左右の高さや量を少し変えると自然です。
ただし、片側だけに物を集中させると不安定に見えるので、全体の重さはある程度合わせましょう。
色は三色程度にまとめる
色数を増やしすぎないことも大切です。
例えば白、グリーン、ゴールド。木の色、白、ベージュ。紺、白、シルバーなど、基準となる色を決めると小物選びが楽になります。
もちろん、厳密に三色以外を使ってはいけないわけではありません。
あくまで「目立つ色を増やしすぎない」ための考え方です。
配置の基本としましては主役を一つ決める、高さを変える、色数を増やしすぎない。
この三つだけでもウェルカムスペースはかなりまとまります。
余白を残して置く
意外と忘れられやすいのが余白です。
テーブルが見えないほど小物を置く必要はありません。
主役となるアイテムの周りに何も置かない部分が少しあると、そのアイテムがより目立ちます。
高級なお店の商品ディスプレイを思い出してみてください。
商品を隙間なく並べるより、一つひとつの周りに空間を作っていることが多いですよね。
ウェルカムスペースも同じで、余白は「何もしていない場所」ではなく、主役を引き立てるための空間です。
写真を飾るときの注意点
写真はウェルカムスペースで使いやすい一方、枚数や大きさを考えずに増やすと見づらくなります。
写真は選ぶことが大切
二人にとってはすべて大切な写真ですから、「これも置きたい」「あれも見てもらいたい」と増えてしまう気持ちはよく分かります。
ただ、ゲストがウェルカムスペースを見る時間は限られています。
そのため、前撮りのベストショット、二人の出会いが分かる写真、家族や友人との思い出など、意味の異なる写真を選ぶのがおすすめです。
似た構図の写真を何枚も置くより、二人の時間が伝わる写真を厳選した方が見てもらいやすくなります。
大きさを変えて見せる
すべてL判の写真にするより、大きな写真と小さな写真を混ぜることでメリハリが出ます。
一番見せたい写真を大きくして、その他の写真を小さくするだけでも十分です。
写真立てのデザインを完全にそろえなくても、色や素材を統一すればまとまります。
家族写真も喜ばれやすい
結婚式は新郎新婦だけの一日でもありますが、両家の家族にとっても大切な節目です。
幼い頃の写真や家族写真があると、親族が足を止めて見てくださることもあります。
友人中心なら二人の交際中の写真、親族中心なら幼少期や家族写真を少し多めにするなど、来てくださるゲストに合わせて変えるのもよいでしょう。
予算を抑える方法
結婚式では衣装、料理、写真、映像、装花、引き出物など、さまざまな費用がかかります。
ウェルカムスペースについても、気付かないうちに購入品が増えてしまうことがあります。
最初に予算を決める
小物一つひとつはそれほど高くなくても、フォトフレーム、花、キャンドル、布、イニシャル、ボードと買っていけば金額は増えていきます。
ですから、買い始める前にウェルカムスペース全体で使う金額を決めておくのがおすすめです。
費用は会場や装飾内容によって大きく変わりますので、インターネット上の平均額だけで判断せず、必要な物を一度書き出してから考えてください。
自宅にある物を活用する
写真立て、花瓶、本、小さなライト、思い出の品など、自宅にある物を利用できることもあります。
特に二人の趣味に関係する小物は、新しく購入したウェディング用品より二人らしさを出せることがあります。
「ウェディング専用品でなければならない」と考えなくても大丈夫です。
装飾と記念品を兼用する
ウェルカムスペースだけのために購入し、結婚式後は使わなくなる物を増やしたくない方もいるでしょう。
そんな場合は、結婚式後も自宅に飾れるウェルカムボードや、記念品として残せる物を主役にする方法があります。
その日の装飾だけで終わらず、結婚式後にも思い出として残るのであれば、同じ費用でも感じ方は変わってきます。
当社のワンポイントアドバイス
ウェルカムスペースの費用を考えるときは、商品価格だけで比べない方が安心です。
当社の制作経験上、外部で作ったウェルカムボードや装飾品は、持ち込み可否、持ち込み料、事前配送の受取日、保管場所、設営担当、式後の回収方法まで一つのセットとして確認した方が、直前の行き違いを防ぎやすくなります。
また、新郎新婦様本人が当日に飾れるとは限りません。
家族や受付担当へ頼む場合は、完成イメージをスマートフォンの写真だけにせず、置く順番や向きまで分かる一枚の配置写真にして共有しておくと伝わりやすいです。
節約する部分は小物、慎重に決める部分は主役・搬入・設営と分けて考えると、予算を抑えながら当日の完成度も保ちやすくなります。
硝子ウェルカムボードという選択
硝子彫刻を仕事にしている私の立場からお話しすると、ウェルカムスペースの主役には硝子も非常によく合います。
光で表情が変わる
硝子は、光の入り方や背景によって見え方が変わる素材です。
照明のあるホテル、自然光の入るゲストハウス、落ち着いたレストランなど、置く場所によって違った表情を見せてくれます。
名前や日付、二人だけのデザインを彫刻すれば、結婚式当日のウェルカムアイテムとしてだけでなく、その後も記念品として残せます。
フルオーダーなら二人らしさを出せる

既製デザインも手軽でよいのですが、「他の人とは違う物にしたい」と考えるならフルオーダーも面白いですよ。
二人の趣味、思い出の場所、好きな花、家紋、和柄、シルエットなど、デザインの考え方はいろいろあります。
九炉磨蔵では、サンドブラストという方法で硝子そのものを彫刻しています。
印刷のように表面へ絵柄を載せるのではなく、硝子を削って模様を表現するため、光が当たったときに彫刻部分が浮かび上がるように見えます。
引き出物と一緒に考える
結婚式の装飾費と引き出物を別々に考えるのではなく、一緒に考える方法もあります。
九炉磨蔵では、結婚式の引き出物として桐箱入りの名入れペアロックグラスを制作しています。

ゲスト一人ひとりのお名前を彫刻でき、結婚式が終わったあとも日常で使っていただける贈り物です。
引き出物を一定数ご注文いただくことで、フルオーダーの硝子ウェルカムボードが付くプランを利用できる場合もあります。
引き出物とウェルカムアイテムを一緒に考えれば、装飾費を抑えながら、結婚式全体にオーダーメイドならではの統一感を持たせることもできます。
現在の内容や注文可能枠については変更になる場合がありますので、正確な情報は九炉磨蔵の結婚式引き出物ページをご確認ください。
準備はいつから始めるか

ウェルカムスペースは当日直前でも用意できるように感じますが、オーダーメイド品や前撮り写真を使用する場合は早めに動いた方が安心です。
三か月前頃から考え始める
ウェルカムアイテムの準備は、結婚式の3〜4か月前頃から少しずつ考えておくと進めやすいでしょう。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。手作りする量、オーダーメイド品の制作期間、前撮りの時期によって必要な期間は変わります。
結婚式全体の準備時期について詳しく知りたい方は、結婚式は何ヶ月前から準備期間を取る?も参考にしてください。
会場へ確認しておくこと

装飾品を購入する前に、式場へ確認しておきたいことがあります。
- 使用できるスペースの大きさ
- テーブルや台を借りられるか
- 装飾品の搬入日時
- キャンドルなど火気の使用可否
- 壁へ物を貼ったり吊ったりできるか
- 当日の設置を誰が行うのか
特に大型のウェルカムボードを用意する場合は、設置場所とサイズを事前に確認してください。
最終的な搬入・設置条件は式場ごとに異なりますので、正確な情報は利用する結婚式場へ確認し、必要に応じて担当者など専門家へ相談してください。
「このくらいなら置けるだろう」と自己判断して制作を進めると、当日に置く場所がないことも考えられます。大きな装飾ほど事前確認が大切です。
失敗しやすいポイント
最後に、ウェルカムスペースを準備するときによく起こりやすい失敗を見ておきましょう。
小物を買いすぎる
ウェルカムスペースの写真をSNSなどで見ていると、かわいい物が次々に欲しくなります。
ただ、一つずつ真似して購入していくと、最終的にはテイストの違う物が大量に集まってしまうことがあります。
購入する前に「これは主役を引き立てるために必要か」と考えてみてください。
答えが曖昧なら、いったん買わずに全体を見てから判断するくらいでちょうどよいと思います。
会場で見ると小さすぎる
自宅のテーブルで見ると十分な大きさでも、広い結婚式場へ置くと想像以上に小さく感じることがあります。
特にウェルカムボードやメイン写真は、実際の設置スペースとの比率を考えて選びましょう。
可能であれば、式場見学や打ち合わせの際にウェルカムスペースを写真に撮り、サイズも確認しておくとイメージしやすくなります。
搬入方法を考えていない
装飾を完成させることに集中しすぎると、当日の持ち込み方法を忘れがちです。
大きな額、割れやすい硝子製品、花瓶などが多い場合は、箱や緩衝材も必要になります。
車で持ち込むのか、事前配送できるのか、式場で保管してもらえるのかも確認してください。
準備に時間を使いすぎる
結婚式準備では、ウェルカムスペース以外にも決めることがたくさんあります。
DIYにこだわりすぎて、睡眠時間を削ったり、ほかの準備が遅れたりしてしまっては大変です。
手作りする部分、購入する部分、専門店に依頼する部分を分けてもいいんです。
結婚式準備は「全部自分たちで作ったか」ではなく、二人が納得して当日を迎えられるかの方がずっと大切だと私は思います。
結婚式ウェルカムスペースのよくある質問(FAQ)
Q1. ウェルカムスペースには何を飾ればいいですか?
A. ウェルカムボード、二人の写真、花やグリーン、キャンドル、小さな思い出の品などが使いやすいです。ただし全部を置く必要はありません。主役を一つ決め、その周囲に必要な物だけを加える方がまとまりやすくなります。
Q2. 写真は何枚くらい飾ればいいですか?
A. 決まった枚数はありません。大切なのは枚数よりも見やすさです。お気に入りの写真を大きく一枚飾り、その周りに数枚を配置するなど、見せたい写真に優先順位をつけるとよいでしょう。
Q3. ウェルカムスペースをおしゃれに見せるコツは?
A. 主役を一つ決める、高さに差をつける、色数を増やしすぎない、余白を残す。この四つを意識してみてください。高価な小物をたくさん購入しなくても、配置だけでかなり印象は変わります。
Q4. ウェルカムスペースはいつから準備すればいいですか?
A. 3〜4か月前頃から考え始めると進めやすいですが、あくまで一般的な目安です。DIYの量や前撮り、オーダーメイド品の制作期間によって変わります。会場への搬入日時も早めに確認しておきましょう。
Q5. ウェルカムスペースの費用を抑える方法はありますか?
A. 自宅にある写真立てや思い出の品を利用する、飾る物を厳選する、結婚式後も自宅で使える物を選ぶ方法があります。引き出物とウェルカムアイテムを一緒に考えるのも一つの方法です。料金や特典は変更される場合がありますので、正確な情報は各サービスの公式サイトで確認してください。
ウェルカムスペースの作り方のオススメ
結婚式のウェルカムスペースは、たくさんの小物を並べればおしゃれになるわけではありません。
まず一番見せたい主役を一つ決める。その周囲に写真や花、小物を加えていく。
この順番で考えるだけでも、かなり作りやすくなります。
ウェルカムボードを主役にするなら、写真は補助役。前撮り写真を主役にするなら、花や文字は控えめにする。二人の趣味を主役にするなら、その世界観に合う色や素材を使う。
そして、配置するときは高さを変え、色を増やしすぎず、少し余白を残してください。
結婚式のウェルカムスペースは、ゲストにとって二人の結婚式との最初の出会いです。
だからこそ、流行している物をすべて並べる必要はありません。
二人の名前、思い出の写真、大切にしている物。
その中から「これを見てもらいたい」と思えるものが一つあれば、十分に二人らしいウェルカムスペースを作れます。
また、装飾品を一日だけ使って終わらせたくない場合は、結婚式後にも飾れるウェルカムボードや記念品を選ぶ方法もあります。
九炉磨蔵では、2007年の開業以来、硝子彫刻による記念品づくりを続け、これまでに累計6万点以上の作品を制作してきました。名前、文字、写真、ロゴなど、ご希望に合わせたオーダーメイドにも対応しています。
結婚式の引き出物では、ゲスト一人ひとりのお名前を彫刻した桐箱入りペアロックグラスも制作しています。

引き出物とウェルカムスペースを別々に考えるのではなく、結婚式全体のデザインや予算を見ながら一緒に考えてみるのも一つの方法です。
「引き出物はまだ人数が確定していない」「自分たちの挙式日に制作が間に合うかだけ知りたい」という段階でも構いません。
桐箱入り名入れペアロックグラスの引き出物についてはこちらから詳細をご確認いただけます。
ウェルカムスペースで一番大切なのは、誰かの結婚式と同じにすることではなく、二人が見たときに「私たちらしいね」と思えること。
その一つの主役を決めるところから、ぜひ始めてみてください。
記事まとめ
結婚式のウェルカムスペースについて最後にお伝えしたいのは、「おしゃれな物をたくさん集めること」と「おしゃれな空間を作ること」は同じではないということです。
これまで数多くの新郎新婦様のお話を聞き、結婚式の引き出物や記念品の制作に携わってきた中でも、準備が進むほど「あれも置きたい」「せっかくだからこれも飾りたい」と候補が増えていくことは珍しくありません。
しかし、実際の会場では使える面積も、ゲストが見る時間も限られています。
ですから私は、最初に「このウェルカムスペースで一番見てもらいたい物は何か」を二人で決めることをおすすめします。
ウェルカムボードなのか、前撮り写真なのか、二人の思い出の品なのか。それが決まれば、ほかの物は主役を引き立てるために必要かどうかで判断できます。
これは装飾を減らすためではなく、二人らしさを伝わりやすくするための考え方です。
その次に確認したいのが会場条件です。
ウェルカムスペースの横幅や奥行き、テーブルの高さ、背景の色、照明、コンセント、イーゼルやクロスを借りられるか、壁に物を貼れるか、火気を使えるか。
さらに、搬入できる日時、事前配送の宛名、保管場所、当日の設営を誰が担当するか、披露宴後に誰が回収するかまで決めておくと安心です。
ここは装飾のセンスとは別の、実務上とても大切な部分です。
これまでのご相談を振り返ると、結婚式準備では「品物を決めること」に意識が向きやすい一方で、誰が・いつ・どこへ・どの状態で届け、誰が設置するのかという部分が後回しになりがちです。
ウェルカムボードのような大きな物、硝子や花瓶のように割れやすい物、電源が必要なライトなどは、完成してから搬入条件が合わないと修正が難しくなります。
そのため、注文やDIYを始める前に会場へ確認することをおすすめします。
準備の順番としては、まず会場で使える範囲とルールを確認し、次に主役を一つ決めます。
そのあとで色や素材を二~三系統に絞り、写真や花、小物を足していく。そして一度、自宅で本番に近い大きさに並べて全体を撮影してください。
最後に、その写真を見ながら「なくても困らない物」を一つずつ外していくくらいで、ちょうどよいこともあります。
当日の設営を会場スタッフや家族へお願いする場合は、口頭説明だけにしないことも大切です。
正面から撮った完成写真、左右が分かる配置、使用する箱や袋ごとの内容を共有しておくと、イメージの差が出にくくなります。
装飾品を複数の人が別々に持ち込む場合は、「誰が何を持つか」を一覧にしておくと忘れ物防止にもなります。
予算についても、私は全部を同じように削る必要はないと思っています。
写真立てや小物は自宅にある物を活用したり、購入数を減らしたりできます。
一方で、空間の中心になるウェルカムボードや、結婚式後も残したい記念品については、価格だけでなく素材、サイズ、制作期間、持ち運びやすさまで含めて慎重に選ぶ方が後悔しにくいでしょう。
節約するところと、思い出として残したいところを二人で分けることが大切です。
また、結婚式の準備は新郎新婦様だけで完結するものではありません。
式場、外部の制作業者、両家の家族、受付をお願いする方など、複数の人が関わります。
それぞれが「相手がやってくれるだろう」と思っている部分があると、当日に確認漏れが起こります。
とくに搬入、設営、受付開始前の確認、終了後の回収については担当を決め、必要なら式場にも共有しておきましょう。
引き出物について300件以上の案件に携わってきた経験から感じるのは、結婚式準備では一般的な正解よりも、二人の結婚式の規模、会場、ゲスト、予算、準備できる時間に合っているかの方がずっと重要だということです。
ウェルカムスペースも同じです。SNSで人気の飾り方が、自分たちの会場でも同じように見えるとは限りませんし、たくさんDIYすることが必ずしも二人らしさにつながるわけでもありません。
もし今、何から手を付ければよいか迷っているなら、まず式場へ「使えるスペースの大きさ」「借りられる備品」「持ち込みのルール」「搬入日時」「誰が設営するのか」の五つを確認してみてください。その答えが分かったら、二人で主役を一つ選びます。そこまで決まれば、その後に必要な写真、花、小物の量はかなり見えやすくなります。
結婚式のウェルカムスペースは、ゲストが二人の結婚式に触れる最初の場所です。
豪華であることより、そこを見たときに「二人らしいな」と自然に感じてもらえることの方が大切だと私は思います。誰かの実例をそのまま再現するのではなく、会場の条件を確認し、二人にとって残したい物を選び、無理のない形で整えていく。
その積み重ねが、当日になって慌てないウェルカムスペースにつながります。














