結婚式受付サインと飾りをおしゃれに整える方法を解説

結婚式の受付テーブルに受付サインと花、キャンドルを上品に飾った様子
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こんにちは。硝子彫刻工房九炉磨蔵の門間です。

結婚式の受付をおしゃれに飾りたいと思っても、「何を置けばよいのか分からない」「飾りすぎて受付の邪魔にならないか心配」「新郎側と新婦側のサインは必要なのかな」と迷いますよね。

受付は、ゲストが結婚式場に到着して最初に立ち寄る場所です。
披露宴会場の装花やテーブルコーディネートに力を入れていても、受付まわりが何もない状態だと、少し寂しい印象になることがあります。

ただし、高価な飾りを数多く並べればよいわけではありません。
大切なのは、受付係が作業しやすく、ゲストが迷わず受付を済ませられ、そのうえで二人らしさも感じられることです。

この記事では、結婚式の受付サインや飾りの選び方、配置、手作り方法、費用、会場へ確認する内容まで、初めて準備する方にも分かりやすくお伝えします。

  • 結婚式の受付に必要なサインと飾り
  • 受付をおしゃれに見せる配置方法
  • 手作りするときの材料と注意点
  • 受付装飾を準備する時期と確認事項

目 次

結婚式受付の役割を知る

受付は、ご祝儀や芳名帳を扱うだけの事務的な場所ではありません。
ゲストを最初に迎え、結婚式の雰囲気を伝える入口でもあります。
まずは受付が担う役割を確認しておきましょう。

ゲストが最初に訪れる場所

結婚式場で受付係がゲストを案内している様子

結婚式場へ到着したゲストは、クロークへ荷物を預けたあと、受付へ向かうのが一般的です。
受付係に名前を伝え、ご祝儀を渡し、必要に応じて芳名帳へ記入します。

つまり受付は、新郎新婦や両家に代わってゲストを迎える場所です。
ここで案内が分かりにくかったり、必要な物が見つけにくかったりすると、ゲストは最初から戸惑ってしまいます。

見た目のおしゃれさだけでなく、誰が見ても使い方が分かることが受付装飾の基本です。

結婚式の雰囲気を伝える

受付に置く花、写真、サイン、色合いによって、ゲストが受ける印象は大きく変わります。

白や透明感のある素材を中心にすると上品な雰囲気になり、木や麻を使えば自然で温かみのある印象になります。
金色や濃紺、深い赤を加えれば、落ち着いた高級感を演出できるでしょう。

受付だけ別の雰囲気にするのではなく、招待状、ウェルカムスペース、会場装花、席次表などと色や素材を合わせると、結婚式全体につながりが生まれます。

受付装飾で大切なこと
受付単体を豪華に見せるよりも、結婚式全体のテーマや二人の好みに合わせることが大切です。色を二色から三色程度に絞ると、まとまりやすくなります。

受付係が作業する場所

受付では、芳名帳、ご祝儀、筆記具、席次表、お車代、受付係への説明書など、さまざまな物を扱います。

そのため、テーブルの上を装飾品で埋めてしまうと、受付係がご祝儀を受け取る場所や芳名帳へ記入してもらう場所が足りなくなります。

写真立てや大きな花瓶を受付台の中央へ置くと、ゲストと受付係の間を遮ってしまうこともあります。
装飾は正面から見て左右の端や後方へ置き、中央部分は作業用に空けておくと安心です。

当社のワンポイントアドバイス
これまで数多くの新郎新婦様のお話を聞いてきた当社の経験からお伝えさせて頂きますと、受付装飾を考える前に、まず確認してほしいのは「受付で誰が何を扱うのか」です。新郎側・新婦側の受付人数、芳名帳を一冊にするか分けるか、お車代やお礼を誰が渡すか、ご祝儀を最終的に誰へ引き継ぐかによって、必要な作業面積は変わります。

飾りを先に決めるのではなく、受付台の寸法を書いた簡単な図に、芳名帳、名簿、筆記具、ご祝儀の一時置き場を配置し、最後に空いた部分へ装飾を置く順番が安心です。
特に親族と友人で受付を分ける場合や、ゲストカードを使用する場合は、受付開始前の説明時間やゲストが並ぶ位置まで会場へ確認してください。

受付サインの種類と選び方

受付サインは、ゲストが新郎側と新婦側の受付を見分けるための案内です。
デザインだけで選ばず、文字の読みやすさ、大きさ、置き方にも目を向けてください。

新郎側と新婦側を示すサイン

一般的な受付サインには、「新郎側受付」「新婦側受付」または「Groom」「Bride」と記載します。

親族や年配のゲストが多い結婚式では、日本語表記のほうが迷いにくいでしょう。
一方、洋風の会場やカジュアルな結婚式では、英語表記を加えると雰囲気になじみます。

英語だけでは分かりにくい可能性がある場合は、「新郎側 Groom」「新婦側 Bride」のように両方を記載する方法もあります。

新郎側と新婦側で受付台が離れている場合は、それぞれに一枚ずつ用意します。
同じテーブルを左右に分けて使用する場合も、サインがあるとゲストが並ぶ場所を判断しやすくなります。

名字や名前を入れるサイン

「新郎側」「新婦側」だけでなく、両家の名字や新郎新婦の名前を記載する方法もあります。

例えば「佐藤家受付」「鈴木家受付」とすれば、どちらへ進めばよいのか一目で分かります。
ただし、旧字体や読み方が難しい名字は、文字の間違いがないよう注意してください。

名前をローマ字で表記する場合も、招待状やプロフィールブックとつづりをそろえましょう。
小さな違いでも、並べて見たときに気になるものです。

受付サインの大きさ

受付サインは、はがきサイズからA5程度が使いやすい大きさです。受付台が広い場合や、少し離れた場所から案内する場合はA4程度でも構いません。

ただ、大きければ必ず見やすいわけではありません。
文字が細すぎたり、背景と文字の色が近かったりすると、大きなサインでも読みにくくなります。

白い背景には黒、濃紺、深緑などの濃い文字を使い、暗い背景には白や明るい金色を合わせると見やすくなります。

細い筆記体には注意してください
おしゃれな筆記体は雰囲気がありますが、文字が小さいと「Bride」と「Groom」が読み取りにくくなります。案内として使う文字は、少し離れても判別できる太さを選びましょう。

素材による印象の違い

素 材印 象向いている結婚式注意点
紙・厚紙手軽で自由度が高いカジュアル、手作り婚水濡れや折れに注意
自然で温かいガーデン、和風、自然派木目で文字が見えにくい場合がある
アクリル透明感があり現代的ホテル、洋風、上品な会場照明の反射で文字が消えることがある
硝 子重厚感と記念性があるホテル、専門式場、上質な結婚式転倒防止と持ち運びへの配慮が必要
柔らかく温かい自然派、少人数婚自立させる方法を考える必要がある

素材は予算だけでなく、式後に残すかどうかも考えて選んでください。紙のサインは手軽ですが、ガラスや木のサインは新居のインテリアとして残しやすいでしょう。

受付を飾るアイテム

受付サインだけでも案内の役割は果たせますが、少し装飾を加えると二人らしさが伝わりやすくなります。
ここでは受付に置きやすい飾りを紹介します。

二人の写真

結婚式の受付サインと装花、キャンドルを組み合わせた受付装飾

前撮り写真、旅行先で撮影した写真、普段の自然な写真などは、二人のことを知ってもらえる飾りです。

写真を何十枚も並べる必要はありません。受付台には一枚から三枚程度を置き、より多くの写真を見てもらいたい場合は、ウェルカムスペースへまとめるほうが受付作業を妨げません。

受付には、正面を向いた分かりやすい写真や、結婚式の雰囲気に合う前撮り写真が向いています。
受付サインと写真立ての色をそろえると自然です。

季節の花や小さな装花

受付に花を置くと、空間が華やかになります。
ただし、香りが強い花、大きく横へ広がる花、花粉が落ちやすい花は避けたほうがよいでしょう。

生花を使用する場合は、会場の装花担当者へ依頼できるか確認します。
自分で持ち込む場合は、持ち込みの可否、花器の使用、設置時間、片付け方法について会場へ相談してください。

造花やドライフラワーは事前に準備しやすく、持ち帰りも簡単です。
ただし、会場装花と大きく色が異なると受付だけ浮いてしまうため、全体の配色を確認して選びましょう。

キャンドルや照明

小さな照明を加えると、夕方や夜の結婚式に温かな雰囲気が生まれます。

ただし、本物の火を使うキャンドルは、安全上の理由から持ち込みを禁止している会場があります。
使用したい場合は、必ず担当プランナーへ確認してください。

電池式のLEDキャンドルなら火を使わず、受付にも置きやすいでしょう。
それでも配線や電池ケースが見えると生活感が出るため、花や布の後ろへ隠すときれいに見えます。

ぬいぐるみや思い出の品

二人が好きな動物のぬいぐるみ、共通の趣味に関する小物、旅行先で購入した品なども、二人らしさを表現できます。

ただし、受付は展示台ではありません。
小物を増やしすぎると雑然として見え、芳名帳やご祝儀を扱う場所が狭くなります。

受付に置く思い出の品は一つか二つに絞り、残りはウェルカムスペースへ飾るとよいでしょう。

名入れアイテム

新郎新婦の名前や挙式日を入れたアイテムは、結婚式のために用意した特別感が伝わります。

受付サイン、ガラスボード、写真立て、ウェルカムボードなどへ名前を入れると、案内用品でありながら式後にも残せる記念品になります。

当社からのワンポイント
私は長年、結婚式用のガラス彫刻品を制作してきました。名入れ品は、名前を大きく入れればよいわけではありません。文字の位置、余白、模様との釣り合い、照明が当たったときの見え方まで考えることで、落ち着いた品のある仕上がりになります。

おしゃれに見せる配置方法

同じ飾りを使っても、置き方によって受付の印象は変わります。
受付係の使いやすさを確保しながら、正面から美しく見える配置を考えましょう。

中央は作業用に空ける

受付台の中央は、ゲストがご祝儀を渡し、受付係が芳名帳や名簿を確認する場所です。

正面から見て華やかにしたいからといって中央へ大きな飾りを置くと、手元が狭くなります。
サインは左右へ振り分け、花や写真は奥側へ配置してください。

受付係が二人いる場合は、それぞれが作業できる幅を確保します。
ご祝儀を一時的に置く場所も必要になるため、受付台の半分以上を装飾で使わないほうが安心です。

高さに変化をつける

すべての小物を同じ高さで並べると、平らで単調に見えることがあります。

受付サインを少し高くし、写真立てを中間、小さな花や小物を低い位置へ置くと、奥行きが生まれます。
木箱や厚みのある本を台として使い、布で隠す方法もあります。

ただし、背の高い装飾は受付係の顔を隠さない高さにしてください。
ゲストと受付係が目を合わせられることも大切です。

左右の量を合わせる

新郎側と新婦側の受付サインを並べる場合、片側だけ花や写真が多いと、全体が傾いて見えます。

まったく同じにする必要はありませんが、左右の高さや飾りの量を近づけると落ち着きます。
片側に大きな写真を置いたら、反対側には花や高さのある小物を置くなど、見た目の重さを合わせましょう。

余白を残す

受付装飾で意外に大切なのが余白です。
空いている場所を見ると、何か追加したくなるかもしれません。

しかし、飾り同士の間に少し空間があるほうが、一つひとつがきれいに見えます。
特にガラス、アクリル、金属など光を反射する素材は、周囲に余白があると透明感や輝きが伝わります。

飾りを増やして華やかにするより、主役を決めて周囲を控えめにするほうが上品にまとまりやすいですよ。

受付とウェルカムスペースを分ける

ホテルウェディングの受付スペースを上品に装飾した様子

会場によっては、受付台の近くにウェルカムスペースが用意されています。

受付台には案内に必要なサインと小さな飾りだけを置き、写真、思い出の品、大きなウェルカムボードはウェルカムスペースへ置くと、役割が分かれます。

ゲストが写真を見るために受付前で立ち止まると、後ろに列ができる場合があります。
そのため、じっくり見てもらいたい物ほど受付台から少し離して置くのがおすすめです。

テーマ別の受付装飾

受付装飾のデザインに迷ったときは、結婚式の会場や衣装、季節から方向性を決めると考えやすくなります。

上品で落ち着いた受付

ホテルや格式のある会場では、白、透明、金色、濃紺などを中心にすると上品に見えます。

透明なガラスサイン、白い花、小さな金色の写真立てを組み合わせると、飾りすぎず華やかな受付になります。
文字の種類も増やしすぎず、一種類か二種類にそろえましょう。

光沢のある物を多く置くと反射が重なるため、布や木など光を反射しにくい素材を少し加えると落ち着きます。

自然で温かい受付

ガーデンウェディングや自然光の入る会場には、木、麻、かすみ草、葉を使った装飾が合います。

木製サインに白い文字を入れ、小瓶へ花を一輪ずつ飾るだけでも十分です。
茶色、白、緑を中心にすれば、素材が違ってもまとまりやすくなります。

ドライフラワーを使用する場合は、細かな葉や花が落ちないか事前に確認してください。
芳名帳やご祝儀袋へ付着すると、受付係が困ることがあります。

かわいらしい受付

淡い桃色、薄紫、白などを中心にし、花やリボンを使うと柔らかな受付になります。

かわいらしさを意識するあまり、色や柄を増やしすぎないよう注意してください。花柄、リボン、レース、ハートをすべて使うより、二つ程度に絞るほうが一つひとつの魅力が伝わります。

季節を感じる受付

春は桜や淡い色の花、夏は透明なガラスや青、秋は木の実や落ち着いた橙色、冬は白や銀色など、季節に合わせる方法もあります。

ただし、季節の飾りを前面に出しすぎると、結婚式より季節行事の印象が強くなることがあります。
例えば冬婚で赤と緑を多用すると、クリスマス装飾に見えるかもしれません。

季節感は色や花でさりげなく加え、名前や挙式日が入ったアイテムを中心にすると、結婚式らしさを保てます。

受付サインを手作りする方法

受付サインは比較的手作りしやすい結婚式アイテムです。
ただし、完成後の大きさや会場での見え方まで考えて準備しましょう。

必要な材料

紙の受付サインであれば、厚紙、印刷用紙、写真立てまたはカードスタンドがあれば作れます。

家庭用プリンターを使う場合は、厚すぎる用紙が通らないことがあります。
まず普通紙へ試し刷りをし、文字の大きさ、位置、誤字を確認してから本番用紙へ印刷してください。

印刷後に厚紙へ貼り付ける場合は、のりの水分で紙が波打つことがあります。
両面テープや紙用の接着剤を薄く使うと仕上がりが安定します。

転倒しないように仕上げる

軽い紙のサインは、空調や人の動きで倒れる場合があります。

安定した写真立てへ入れる、底の広いカードスタンドを使う、裏側へ目立たない重りを付けるなどの対策をしましょう。

屋外の受付では、風の影響をさらに受けやすくなります。
会場へ相談したうえで、固定方法を決めてください。

予備を用意する

紙製のサインは、搬入中に折れたり、飲み物の水滴が付いたりする可能性があります。

同じデータを保存しておき、可能であれば予備を一組印刷しておくと安心です。
写真立てやスタンドも、当日まで破損がないか確認してください。

手作り品は完成写真を残しておきましょう
設置方法が分かる写真を撮り、担当プランナーや受付係へ共有しておくと、自分たちが立ち会えない時間でも希望に近い状態で飾ってもらいやすくなります。

受付装飾の費用目安

受付装飾の費用は、手作りするか、既製品を購入するか、専門店へ依頼するかによって変わります。
金額だけでなく、制作時間や式後の使い道も含めて考えましょう。

手作りする場合

紙、写真立て、小さな造花などを使う場合は、数千円程度から用意できます。
自宅にある写真立てや小物を活用すれば、さらに費用を抑えられるでしょう。

ただし、材料を少しずつ複数の店で購入すると、思っていた以上の金額になることがあります。
印刷代、接着用品、スタンド、予備材料まで含めて計算してください。

また、手作りには時間がかかります。費用が安くても、挙式直前に睡眠時間を削って作る状態になれば、負担の大きな節約です。

既製品を購入する場合

受付サインとスタンドの組み合わせは、素材や大きさによって数千円程度から見つかります。

既製品は早く準備でき、完成形を見て選べる点が利点です。
一方で、名字や挙式日を入れられない商品もあり、他の結婚式と似た印象になる場合があります。

購入前に、商品本体だけで自立するのか、スタンドが付属するのか、左右二枚の価格なのかを確認しましょう。

名入れ品を依頼する場合

木、アクリル、ガラスなどへ名前や日付を入れる場合は、素材、加工方法、大きさ、デザイン内容によって料金が変わります。

名入れ品は既製品より準備期間が必要ですが、結婚式後も新居へ飾りやすく、その日の記念として残せます。
価格だけでなく、デザイン確認ができるか、修正回数、納期、送料、スタンドの有無まで確認して依頼してください。

ここで紹介した費用は、あくまで一般的な目安です。
販売店や制作内容によって異なるため、正確な価格や条件は各公式サイトでご確認ください。
会場への持ち込みについては、担当プランナーへ相談したうえで最終的に判断しましょう。

会場へ確認すること

受付装飾を購入または制作する前に、式場で使用できる場所や持ち込み条件を確認します。
確認せずに準備すると、当日に飾れない可能性があります。

受付台の大きさ

受付台の幅、奥行き、高さを確認してください。新郎側と新婦側で一台ずつあるのか、一台を左右に分けるのかによって配置も変わります。

寸法が分かりにくい場合は、担当プランナーへ受付台の写真を見せてもらえるか相談しましょう。
過去の結婚式の設置例があれば、装飾できる範囲を想像しやすくなります。

持ち込みできない物

火を使うキャンドル、生花、壁へ貼る装飾、床へ置く大きな物などは、会場によって制限されます。

ガラス製品や割れ物についても、設置場所や固定方法の指定があるかもしれません。
使用したい物を一覧にし、写真と大きさを添えて確認すると話が早く進みます。

搬入と設置の時間

装飾品をいつまでに持ち込むのか、誰が設置するのかも重要です。

前日に預けられる会場もあれば、当日の決められた時間に搬入する会場もあります。新郎新婦は当日、着付けや写真撮影で受付へ行けないことが多いため、会場スタッフへ設置を依頼する場合は完成写真や配置図を渡してください。

当社のワンポイントアドバイス
受付装飾の持ち込みで見落とされやすいのは、「持ち込めるか」だけでなく「誰が、いつ、どの状態まで設置するか」です。これまでのご相談でも、前日に預ければ会場側が完成形まで飾ってくれると思っていたものの、実際には箱から出すだけ、または指定場所へ運ぶだけという条件だった、という行き違いが起こりやすいと感じます。

受付台の寸法、搬入可能日時、開梱の可否、テープや画びょうの使用、火気・生花・割れ物の制限、撤去担当、保管場所まで一項目ずつ確認しましょう。配置写真には「新郎側」「新婦側」「正面」「奥側」を書き込み、箱にも同じ表示を付けると、当日に新郎新婦が立ち会えなくても伝わりやすくなります。

撤去と持ち帰り

結婚式後、受付装飾を誰が片付け、誰が持ち帰るのかも決めておきましょう。

新郎新婦はお見送りや着替え、精算などで忙しくなります。
家族や信頼できる方へお願いする場合は、持ち帰る箱や袋を用意し、品物の一覧を伝えておくと紛失を防げます。

受付係への配慮も忘れない

受付をおしゃれにすることと同じくらい、受付係が困らない準備も大切です。
飾り方を決める際は、実際に作業する方の立場で確認してみましょう。

必要な物を分けておく

芳名帳、ゲスト名簿、筆記具、席次表、お車代、ご祝儀を保管する袋や箱などは、装飾品と分けて準備します。

同じ箱へまとめると、設置時に何が受付用品で何が飾りなのか分からなくなります。
「新郎側受付用品」「新婦側受付用品」「装飾品」のように分けて表示すると親切です。

説明書を一枚にまとめる

受付係に伝えたい内容は、一枚の用紙へまとめてください。

受付開始時刻、ご祝儀の保管方法、遅れて到着したゲストへの対応、お車代を渡す相手、困ったときの連絡先などを記載します。

口頭説明だけでは、当日の緊張や慌ただしさで忘れてしまうことがあります。
短くてもよいので、手元で確認できる用紙を用意しましょう。

お礼を用意する

受付は、ゲストより早く会場へ来てもらい、ご祝儀を預かる大切な役目です。
引き受けてくれた方には、言葉だけでなくお礼も用意しましょう。

一般的な受付時間と負担であれば、現金または品物で3,000円から5,000円程度が一つの目安です。
ただし、地域の慣習、受付時間、お願いする仕事の内容によって考え方は変わります。

詳しい渡し方や金額については、結婚式受付のお礼とプレゼントの選び方も参考にしてください。

名入れ品で記念性を高める

受付装飾は一日限りの物になりがちですが、名前や挙式日を入れれば、結婚式後にも残せる記念品になります。

受付とギフトをつなげる

受付サイン、ウェルカムボード、引き出物に共通の模様や素材を使うと、会場全体に物語が生まれます。

例えば、受付にハート模様の硝子彫刻ウェルカムボードを置き、ゲストへの引き出物にも同じハート模様を彫刻する事で統一感を演出する事が出来ます。

受付で見たデザインが引き出物にも使われていると、結婚式の思い出と贈り物がつながります。

名入れされたペアロックグラスを黒背景と鏡面仕上げで撮影した引き出物の写真

結婚式後も使える物を選ぶ

結婚式のためだけに用意した物でも、新居に飾ったり日常で使ったりできれば、片付けたままになりにくいでしょう。

受付サインを写真立てとして使える形にする、ウェルカムボードを新居の飾りにする、名入れグラスをゲストへ贈るなど、式後の使い道まで考えることが大切です。

九炉磨蔵では、ゲスト一人ひとりのお名前を彫刻した桐箱入りのペアロックグラスを制作しています。
印刷ではなくガラス自体を彫刻するため、文字に立体感が生まれ印刷では絶対に表現が出来ない高級感があります。

ロックグラスはお酒だけでなく、水、お茶、ジュース、アイスコーヒーなどにも使えるため、幅広い年代のゲストへ贈りやすい品です。

商品内容、注文条件、制作枠については、結婚式用の桐箱入り名入れペアロックグラスで詳しくご案内しています。

早めに相談する

一人ひとり名前を変えて制作する品は、既製品のように短期間で大量に用意できません。

ゲスト人数が完全に決まる前でも、挙式日、予定数、納品希望日を伝えれば、制作できる時期を確認できます。
名入れ品を検討している場合は、招待状の返信がそろうまで待つのではなく、まず制作枠を相談してください。

なお、価格、最低注文数、特典、納期、送料などは変更される場合がありますので、正確な情報は販売ページをご確認ください。

準備する時期と流れ

受付装飾は後回しにされやすい項目ですが、名入れや外注を考えている場合は早めの準備が必要です。

三か月前までに方向を決める

挙式のおよそ三か月前までに、受付の雰囲気、使いたい色、手作りする物、購入する物を決めておくと進めやすくなります。

同じ頃に、会場へ受付台の大きさや持ち込み条件を確認します。
先に商品を買ってしまうと、サイズが合わなかったり、使用を断られたりする場合があります。

一ヶ月前までに完成させる

手作り品は、挙式一か月前までの完成を目指しましょう。

挙式直前には席次、人数、引き出物、支払い、衣装の最終確認などが重なります。
受付サインを直前まで残すと、誤字を確認する余裕がなくなります。

一度完成させて実際のテーブルを想定して並べ、写真を撮っておくと安心です。

一週間前に最終確認する

挙式一週間前には、破損、汚れ、電池、名前、日付、左右の表示を確認してください。

持ち込み用の箱には、内容物、設置場所、上下の向き、取り扱い上の注意を記載します。
ガラスなどの割れ物には、緩衝材を使用してください。

結婚式受付の飾りに関するよくある質問

Q1. 結婚式の受付サインは必ず必要ですか?

A. 必須ではありませんが、新郎側と新婦側の受付が分かれている場合は、サインがあるとゲストが迷いにくくなります。会場側で案内表示を用意している場合もあるため、購入前に担当プランナーへ確認してください。

Q2. 受付には何を飾ればよいですか?

A. 受付サインを中心に、二人の写真、小さな花、名入れアイテムなどを一つか二つ加えると十分です。受付係が芳名帳やご祝儀を扱う場所なので、大きな飾りや多数の小物で作業面を埋めないようにしましょう。

Q3. 受付サインは日本語と英語のどちらがよいですか?

A. ゲストの年代や会場の雰囲気に合わせて選びます。分かりやすさを優先するなら日本語、洋風の雰囲気を加えたいなら英語を併記する方法がおすすめです。「新郎側 Groom」「新婦側 Bride」とすれば、見た目と案内の分かりやすさを両立できます。

Q4. 受付装飾はいつまでに準備すればよいですか?

A. 三か月前までに方向性を決め、一か月前までの完成を目指すと安心です。名入れ品や専門店へ依頼する品は制作期間が必要なので、さらに早く相談してください。正確な納期は各販売店や制作会社の公式情報をご確認ください。

Q5. 受付装飾を自分で設置できない場合はどうしますか?

A. 会場スタッフが設置してくれるか担当プランナーへ確認してください。完成した配置の写真、簡単な図、飾りごとの設置場所を添えると希望が伝わりやすくなります。割れ物や電池式照明がある場合は、取り扱い方法も記載しましょう。

記事まとめ

結婚式の受付は、ゲストが最初に二人の結婚式らしさを感じる場所です。

受付サインは、新郎側と新婦側を分かりやすく案内できる文字、大きさ、色を選んでください。
装飾には写真、花、思い出の品、名入れアイテムなどを使えますが、すべてを並べる必要はありません。

受付台の中央はご祝儀や芳名帳を扱うために空け、装飾は左右や奥へ配置します。
高さに変化をつけながら余白を残すと、少ない飾りでもおしゃれに見えます。

また、受付だけを豪華にするのではなく、招待状、ウェルカムスペース、会場装花、引き出物と色や模様を合わせることも大切です。
結婚式全体につながりが生まれ、ゲストの記憶にも残りやすくなります。

手作りなら費用を抑えやすい一方で、材料の購入や制作には時間がかかります。
購入品や名入れ品には費用が必要ですが、仕上がりが安定し、式後にも残せる物を選べます。

どちらが正解ということではありません。
二人が準備に使える時間、予算、会場の雰囲気、式後の使い道まで考えて決めましょう。

そして、受付装飾で忘れてはいけないのが、受付係の使いやすさです。
どれほど美しい受付でも、芳名帳を書く場所が狭く、ご祝儀を安全に扱えなければ本来の役割を果たせません。

案内の分かりやすさ、受付係の使いやすさ、二人らしさ、その三つがそろった受付が、ゲストを気持ちよく迎えられる受付です。

受付に何を置くか迷ったときは、まず「ゲストに最初に何を感じてほしいか」を二人で話してみてください。
華やかさでしょうか。温かさでしょうか。それとも、二人らしい親しみやすさでしょうか。

その答えが決まれば、必要な飾りも自然に見えてきます。
高価な物をたくさん並べなくても大丈夫です。
大切に選んだ一つのサインや一枚の写真からでも、二人の気持ちは伝わります。

結婚式の受付サインや飾りを考えるとき、最初に目が向きやすいのは、写真映えするデザインや流行の装飾です。
もちろん、ゲストを迎える場所として見た目は大切です。

ただ、受付は飾るためだけの場所ではありません。
新郎新婦と両家に代わってゲストを迎え、ご祝儀を受け取り、芳名帳やゲストカードを案内し、席次表やお車代を渡す実務の場所でもあります。

そのため、受付づくりの順番は、まず当日の役割と動線を決める、次に会場の条件を確認する、そのあとでサインや装飾を選ぶという流れが基本です。
この順番を逆にすると、せっかく用意した飾りが受付台に収まらない、芳名帳を書く場所が足りない、会場の規定で使用できない、設置する人が分からないといった問題が起こりやすくなります。

私はこれまで多くの新郎新婦様とお話しし、300件以上の結婚式引き出物に対応してきました。
その中で感じるのは、結婚式準備の失敗は、大きな判断よりも「誰かが確認していると思っていた」という小さな行き違いから生まれることが多いという点です。

受付装飾も同じで、新郎新婦様は会場スタッフが設置すると思い、会場側は持ち込み品なので新郎新婦様側が設置すると思っていた、という状態は避けなければなりません。

後から困らないためには、口頭だけで済ませず、受付台の大きさ、持ち込み可能な物、搬入日時、設置担当、撤去担当、持ち帰る人を一枚の確認表にしてください。

装飾品の箱には、中身と設置場所を記載します。
完成形の写真を正面と左右から撮り、受付係、ご家族、担当プランナーのうち、実際に設置へ関わる方へ共有しておくと安心です。

受付サインに両家の名字や新郎新婦様の名前を入れる場合は、旧字体、異体字、英字表記を早めに確定してください。名簿、席次表、招待状、プロフィールブックで表記が違うと、完成後に修正が必要になることがあります。

特に「髙」と「高」、「﨑」と「崎」のような文字は、見た目が似ていても別の文字です。
画像で送るだけでなく、文字として入力したデータと照らし合わせ、本人または両家に最終確認を取ることが大切です。

また、受付係へお願いする仕事の範囲も具体的に決めましょう。
ご祝儀と芳名帳だけを扱うのか、お車代やお礼も渡すのか、遅れて到着したゲストへどう対応するのか、ご祝儀を最後に誰へ渡すのかによって負担は変わります。

新郎側と新婦側で役割が違う場合は、それぞれ別の説明書を用意してください。
口頭で一度説明しただけでは、当日の緊張や慌ただしさの中で細かな違いまで覚えておくのは難しいものです。
受付係のお礼について迷っている方は、結婚式受付のお礼とプレゼントの選び方もあわせて確認しておくと、依頼からお礼までの流れを考えやすくなります。

予算については、手作りできる部分と、慎重に選ぶ部分を分けると考えやすくなります。
印刷した受付ウェルカムボード、手持ちの写真立て、小さな造花などは、工夫次第で費用を抑えられます。

一方、倒れると危険な物、割れ物、名前や日付を入れる物、式後も長く残したい物は、価格だけで決めず、安定性、仕上がり、納期、修正対応まで確認したほうが安心です。

安く済ませても問題のない部分と、間違いや作り直しが起きないよう慎重に確認する部分を分けることが、無理なく準備を進めるコツです。

一般的な正解を、そのまま自分たちの結婚式へ当てはめる必要はありません。
大人数の披露宴と家族中心の少人数婚では、受付に必要な物も列の作り方も違います。

年配のゲストが多ければ日本語表記を大きくし、友人中心のカジュアルな式なら英語を併記するなど、ゲストに合わせた選択が大切です。

会場自体が華やかなら、受付は控えめでも十分です。
反対に、貸切空間で二人らしさを見せたい場合は、写真や思い出の品、名前を入れたウェルカムボードを少し加える方法があります。

何を置くかだけでなく、誰が見るのか、誰が使うのかまで考えると、自分たちに必要な装飾が見えてきます。

引き出物や名入れ品と受付装飾をつなげる場合も、無理に同じ物を増やす必要はありません。
色、模様、素材のうち一つだけを共通させるだけでも、会場全体にはつながりが生まれます。

名入れ品を使う場合は、人数や表記が確定する前でも、挙式日、予定数量、納品希望日を制作業者へ伝え、制作可能な時期だけは早めに確認してください。

最終人数が決まってから初めて相談すると、希望する納期に間に合わない場合があります。

引き出物も含めて準備する場合は、招待人数と必要数量を同じものとして数えないことも重要です。
夫婦や家族を一世帯として用意するのか、ゲスト一人ずつ用意するのかによって必要数は変わります。
席次表の人数だけで発注せず、両家の考え方、贈り分け、欠席者への対応、予備数まで確認してください。

最後に、受付装飾を決める前に、二人で次の順番を確認してみてください。

  1. ゲストにどのような印象を持ってほしいか決める
  2. 受付係が行う仕事を整理する
  3. 会場へ受付台の寸法と持ち込み条件を確認する
  4. 設置する人と撤去する人を決める
  5. 条件が分かってから必要なサインと飾りを選ぶ
  6. 名前や日付の表記を両家で最終確認する
  7. 実際の机を想定して並べ、文字の見え方と動線を確認する
  8. 完成写真と配置図を関係者へ共有する

この順番なら、見た目と使いやすさを両立しやすくなります。

受付は、ゲストが最初に触れる結婚式のおもてなしです。豪華な物を多く置くことよりも、迷わず受付できること、受付係が安全に作業できること、二人らしさが自然に伝わることを大切にしてください。

案内の分かりやすさ、作業のしやすさ、二人らしさの三つがそろえば、飾りが少なくても寂しくは見えません。

むしろ、必要な物が丁寧に選ばれた、気持ちのよい受付になります。まずは受付台の大きさと会場の持ち込み条件を確認し、その次に受付係の役割を決めるところから始めてみてください。

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結婚式の受付テーブルに受付サインと花、キャンドルを上品に飾った様子

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