こんにちは。硝子彫刻工房 九炉磨蔵の門間です。
海外挙式や家族挙式の後にお披露目の場を設けたいときや、「一般的な披露宴ほど堅苦しくしたくない」と考えたときに、選択肢になるのが結婚式の1.5次会です。
ただ、「披露宴や二次会と何が違うの?」「会費はいくらにすればよい?」「引き出物は必要?」「服装はどこまでカジュアルでよい?」と、具体的な準備になると迷うことも多いと思います。
結婚式の1.5次会とは、披露宴ほど形式に縛られず、二次会よりも結婚のお披露目とゲストへのおもてなしを重視できるパーティースタイルです。
1.5次会には決まった一つの形式がありません。ホテルで親族や上司を招き、着席フルコースを提供する披露宴に近い会もあれば、レストランで友人を中心に招き、会費制のビュッフェで歓談を楽しむカジュアルな会もあります。
そのため、「1.5次会だから会費制」「1.5次会だから引き出物なし」と名称だけで判断するのではなく、招待する人、料理、席、会費、ご祝儀の扱い、服装、贈り物を一つの組み合わせとして考えることが大切です。
この記事では、2007年から結婚式の引き出物や名入れギフトを制作し、300件以上の引き出物案件に携わってきた当社の経験も交えながら、1.5次会の意味、披露宴・二次会との違い、会費、料理、服装、引き出物、当日の流れ、準備方法まで順番に解説します。
結婚式の1.5次会とは?まず意味を簡単に理解しよう

1.5次会は、披露宴と二次会の中間に位置する結婚のお披露目パーティーです。
ただし、「披露宴と二次会をちょうど半分ずつ混ぜたもの」という意味ではありません。
披露宴のように食事やギフトでゲストをもてなしながら、二次会のように歓談を増やしたり、余興を減らしたり、会場や服装の自由度を高めたりできるところに特徴があります。
着席フルコース、着席ビュッフェ、大皿料理、立食ビュッフェなど料理形式にも幅があり、会費制・ご祝儀制のどちらも選択できます。
1.5次会が向いている新郎新婦
- 海外挙式やリゾート挙式後に国内でお披露目をしたい
- 家族だけで挙式を済ませ、友人や同僚を別に招きたい
- 一般的な披露宴ほど形式張った会にしたくない
- ゲストと会話する時間を多く取りたい
- 友人中心の結婚パーティーを開きたい
- 会費制にしてゲストが用意する金額を分かりやすくしたい
- 余興を増やすより食事と歓談を重視したい
親族や上司を招くこともできます。ただし、その場合は「カジュアルだから」という理由でゲストへの配慮まで省かないようにしましょう。
ご高齢のゲストがいるなら十分な座席を確保する、立食なら料理を取りに行きやすい動線を確認するなど、招待する人に合わせた設計が必要です。
当社からのワンポイントアドバイス
これまで結婚式の引き出物について多くのご相談を受けてきた経験からお伝えすると、1.5次会で最初に決めるべきなのは「披露宴寄りか二次会寄りか」という呼び方ではありません。まず「誰を招くのか」「全員が座れるのか」「どのような料理を出すのか」「会費またはご祝儀をどうするのか」を整理してください。
この4点が決まると、服装、招待状、引き出物、プチギフト、当日の進行まで判断しやすくなります。また、招待人数と必要な品数は必ずしも同じではありません。料理や席は1人単位でも、引き出物は世帯単位になる場合があり、受付のお礼や遠方ゲストへの対応は別です。「何人参加するか」だけではなく「誰に何が必要か」まで分けて管理しておくと、予算と数量がずれにくくなります。
1.5次会・披露宴・二次会の違い
1.5次会を理解するときは、披露宴と二次会を横に並べて比べると分かりやすくなります。
| 比較項目 | 披露宴 | 1.5次会 | 二次会 |
|---|---|---|---|
| 雰囲気 | フォーマル | フォーマル~カジュアル | カジュアル |
| 招待する人 | 親族・上司・友人など | 親族・友人・同僚など幅広い | 友人・同僚中心 |
| 支払い方式 | ご祝儀制が中心 | 会費制・ご祝儀制 | 会費制が中心 |
| 料理 | 着席コースが中心 | コース・大皿・ビュッフェなど | ビュッフェ・軽食など |
| 引き出物 | 用意することが多い | 会費と内容から判断 | プチギフトなどが中心 |
| 服装 | フォーマル | 会場・内容に合わせる | 比較的カジュアル |
| 自由度 | 比較的低い | 高い | 高い |
重要なのは、1.5次会には非常に幅があることです。
たとえば親族や上司を招き、ホテルで着席フルコースを提供し、司会や装花、写真撮影まで行えば、内容は一般的な披露宴にかなり近づきます。
一方、友人を中心にレストランへ招き、立食ビュッフェと歓談を中心にすれば二次会に近い雰囲気になります。
「1.5次会」という名前より、ゲストが支払う金額と受けるおもてなしの内容を見ることが大切です。
結婚式の1.5次会は会費制とご祝儀制のどちらがよい?
1.5次会では会費制がよく選ばれますが、ご祝儀制で開催することもできます。
どちらが正解というものではなく、料理、会場、招待する人、パーティーの格式、引き出物などを見て判断します。
会費制が向いているケース
- 友人中心で開催する
- レストランなどでカジュアルに行う
- ビュッフェや大皿料理を中心にする
- 海外挙式後のお披露目として開催する
- ゲストが用意する金額を最初から明確にしたい
会費制では招待時点で支払う金額が分かるため、ゲストがご祝儀額で悩みにくいメリットがあります。
会費制にする場合は、「会費15,000円」「ご祝儀などのお心遣いは不要です」など、金額とご祝儀の扱いを招待状に明記すると分かりやすくなります。
ご祝儀制が向いているケース
- 親族や上司を多く招く
- ホテルや専門式場で行う
- 着席フルコースを提供する
- 内容が一般的な披露宴に近い
- 引き出物や引き菓子などを用意する
披露宴に近い内容なのに、「1.5次会だから」と会費を低く設定すると、新郎新婦の自己負担が想定以上になることがあります。
1.5次会の会費はいくら?
一般的には1万円~2万円前後が一つの目安として考えられますが、料理形式や会場、地域、開催時期によって大きく変わります。
そのため、相場だけを見て会費を決めるのではなく、実際の見積もりから逆算してください。
| 形式 | 会費の考え方の例 | 向いている会 |
|---|---|---|
| 立食ビュッフェ | 1万円未満から検討されることがある | 友人中心・カジュアル |
| 着席ビュッフェ | 1万円~1万5,000円前後 | 友人中心・交流重視 |
| 着席コース | 1万5,000円~2万円前後 | 親族・上司を含むフォーマル寄り |
ここで示している金額はあくまで考え方の目安です。実際には利用する会場の正式見積もりを確認してください。
会費は料理代だけで決めない
会費を決める際は、料理と飲み物だけではなく、次の費用も確認します。
- 会場使用料
- サービス料
- 衣装
- 着付け・美容
- 司会
- 音響・映像
- 写真
- 装花
- ウェディングケーキ
- ペーパーアイテム
- 引き出物・プチギフト
- 受付備品
- 税
「1人15,000円プラン」という表示でも、料理と飲み物しか含まれていない場合があります。
見積書では合計金額だけでなく、何が含まれ、何が別料金なのかを確認してください。
1.5次会の料理はコースとビュッフェのどちらを選ぶ?

親族や上司を含めておもてなしを重視するなら着席コース、友人中心で交流を重視するならビュッフェや大皿料理が選択肢になります。
| 料理形式 | 向いている1.5次会 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 着席フルコース | フォーマル寄り・親族や上司を招く | 料理提供時刻と演出の重なり |
| 着席大皿料理 | 程よくカジュアルにしたい | テーブル人数と料理量 |
| 着席ビュッフェ | 友人中心・交流重視 | 料理台までの動線や混雑 |
| 立食ビュッフェ | カジュアル・歓談中心 | 椅子、荷物置き場、高齢者や子供への配慮 |
料理形式を「安いから」という理由だけで選ぶのはおすすめできません。
特に立食やビュッフェの場合は、料理台に長い列ができないか、料理が全員へ行き渡る量になっているか、温かい料理を適切に提供できるかも会場へ確認しましょう。
高齢の方、妊娠中の方、小さな子供連れのゲストにとっては、料理を取りに行くこと自体が負担になる場合があります。
立食形式でも、休める椅子、バッグを置ける場所、クロークなどを確保しておくと参加しやすくなります。
結婚式全体の料理費について詳しく確認したい方は、結婚式の料理相場と費用の考え方も参考にしてください。
1.5次会の当日の流れと進行
1.5次会は自由に進行を組めますが、ゲストにとって「いつ始まり、いつ終わるのか」が分かる節目は必要です。
着席中心の場合の流れ
- 受付
- 新郎新婦入場
- 開会の挨拶
- 乾杯
- 食事・歓談
- 写真・短い映像など
- テーブルラウンド
- 新郎新婦からの謝辞
- お見送り
披露宴より余興を少なくし、歓談の時間を多めに確保すると、1.5次会らしい距離感を作りやすくなります。
着席コースの場合は、演出を先に決めるのではなく、料理の提供時刻と合わせて進行を組んでください。
肉料理が提供されるタイミングで全員参加のゲームを始めてしまえば、せっかくの料理が冷めてしまう可能性があります。
ビュッフェ中心の場合の流れ
ビュッフェでは開会後比較的早い段階で料理へ案内し、食事が落ち着いてから写真撮影や短い企画を入れると流れを作りやすくなります。
料理開始の案内や、混雑を避けるための卓順を司会から伝えると、遠慮して料理を取りに行けないゲストを減らしやすくなります。
会費制では受付と現金管理を決めておく
会費制では受付で現金を扱うため、担当者だけ決めて終わりにしないことが大切です。
- 受付担当人数
- ゲスト名簿
- 会費受領欄
- 釣り銭の有無
- 現金の保管場所
- 受付終了後に誰へ渡すか
- 誰が最終金額を確認するか
受付後の集計はゲストから見えにくい場所で行い、できれば2人以上で金額を確認してください。
受付をお願いする方へのお礼については、結婚式受付お礼プレゼントの選び方と金額相場も参考になります。
1.5次会の招待状と服装はどうする?

1.5次会では「1.5次会です」と書くだけでは、ゲストに会の内容が十分伝わりません。
披露宴寄りなのか、二次会寄りなのかによって服装やご祝儀の判断が変わるため、招待状やWeb招待状には具体的な情報を載せましょう。
招待状に書いておきたい内容
- 結婚のお披露目パーティーであること
- 会費の金額
- 支払い方法
- ご祝儀が必要か不要か
- 受付開始時刻
- パーティー開始時刻
- 会場
- 料理形式
- 服装・ドレスコード
「披露宴ほど堅くありません」「平服でお越しください」だけでは、どの程度の服装にすればよいか迷う人もいます。
会場に合わせて、「男性はジャケット着用をおすすめします」など具体的な目安を添えると親切です。
1.5次会の服装は会場と格式で決める
ホテルや専門式場で着席フルコースを提供する場合は、一般的な披露宴に近い服装が無難です。
一方、レストランやカフェで友人を中心に開催するカジュアルな会なら、少し軽めの服装でも参加しやすくなります。
大切なのは、「1.5次会だからこの服装」と決めるのではなく、会場とパーティーのフォーマル度に合わせることです。
結婚式の1.5次会に引き出物は必要?

1.5次会だから必ず引き出物が不要になるわけではありません。
会費制かご祝儀制か、料理、座席、ゲストとの関係、会全体の格式を見て判断します。
会費制でカジュアルな場合
友人中心で、会費が比較的低く、立食や軽めのビュッフェを中心にする場合は、一般的な披露宴と同じ引き出物を用意しないこともあります。
その場合は、お見送り時に持ち帰りやすいお菓子や飲み物など、小さなプチギフトを渡す方法があります。
ただし、遠方ゲストへの交通面の配慮や、受付・スピーチなど役割をお願いした方へのお礼は、全員向けのプチギフトとは別に考えます。
ご祝儀制・フォーマル寄りの場合
親族や上司を招き、着席フルコースを提供するなど、内容が披露宴に近い場合は、引き出物や引き菓子などを用意する選択が自然です。
会費制でも、比較的高めの会費で着席形式にし、しっかり食事を提供する場合は、記念品を添える方法があります。
引き出物を付けるか迷ったときの判断基準
- 会費制かご祝儀制か
- ゲストが支払う金額はいくらか
- 料理と飲み物はどの程度提供するか
- 全員分の席があるか
- 親族や上司が多いか
- 一般的な披露宴に近い内容か
- 地域や両家に引き出物の慣習があるか
引き出物について詳しく知りたい方は、結婚式の引き出物相場と選び方をご覧ください。
また、会費制で引き出物を省略してよいか迷う場合は、結婚式で引き出物なしは失礼?判断基準を解説も参考にしてください。
当社からのワンポイントアドバイス
当社の制作経験上、1.5次会の引き出物で難しいのは「何を贈るか」だけではなく、「誰に何個必要なのか」を正しく確定することです。
料理は1人につき1食でも、引き出物は夫婦や家族で1セットにする場合があります。さらに名入れ品では、氏名、旧字体・異体字、英字表記、校正、包装、会場への搬入日まで確認が必要です。
出欠が確定してから商品探しを始めるのではなく、「予定人数」「開催日」「会場への納品可能日」を先に整理し、制作会社へ最終締切を確認しておくことをおすすめします。
子供ゲストへのプレゼントは必要?
子供を招待する場合、大人と同じギフトをそのまま渡す必要はありません。
子供向けの結婚式プレゼントとしては、年齢に合わせて、お菓子、絵本、玩具などを用意する方法があります。
特に0歳児など小さな子供の場合は、本人が喜ぶかだけでなく、保護者が扱いやすいか、安全面に問題がないかまで確認してください。
小さな部品が含まれるものや、年齢に合わない食品は避けたほうが安心です。
1.5次会のメリット

自分たちらしい結婚式にしやすい
披露宴の定番進行をすべて取り入れる必要がないため、食事中心、歓談中心、写真中心など、自分たちとゲストに合った内容を作りやすくなります。
ゲストと話す時間を増やせる
余興や演出を減らした分、高砂を設けずにゲストと同じ目線で過ごしたり、新郎新婦が各テーブルを回ったりして、会話の時間を確保できます。
会費制ならゲストの負担額を明確にできる
招待時点で会費を明示すれば、ゲストは用意する金額を事前に把握できます。
新郎新婦側も、参加人数に応じた会費収入をある程度計算しやすくなります。
1.5次会のデメリットと失敗しやすいポイント
1.5次会は自由度が高い反面、「普通はこうする」という型が少ないため、決める項目が多くなります。
会費を先に決めてしまう
「1.5次会なら15,000円くらい」と会費だけを先に決め、後から料理、衣装、写真、装花、音響などを加えると、自己負担が想定より大きくなることがあります。
まず希望する内容の見積もりを出し、そこから会費と新郎新婦側の負担額を考えましょう。
ゲストに会の格式が伝わらない
「1.5次会です」という言葉だけでは、ホテル披露宴に近いのか、友人中心の二次会に近いのか判断できません。
会費、ご祝儀、服装、料理形式、席の有無を具体的に案内しましょう。
引き出物やギフトを最後に考える
予算がほぼ決まってから引き出物を検討すると、持込料や配送費を含めて想定外の費用が発生することがあります。
ギフトの有無だけでも早めに決め、外部商品を利用する場合は会場の持込条件を確認してください。
結婚式の1.5次会を準備する流れ
1.5次会は自由だからこそ、準備する順番を決めておくと迷いにくくなります。
- 招待する人を決める
親族、上司、友人、同僚、子供ゲストなどを大まかに整理します。 - 会のフォーマル度を決める
披露宴寄りか、カジュアルなお披露目寄りかを考えます。 - 会場を探す
ホテル、専門式場、ゲストハウス、レストランなどから選びます。 - 料理形式を決める
着席コース、大皿料理、着席ビュッフェ、立食などを検討します。 - 総額の見積もりを確認する
料理以外の費用も含めて確認します。 - 会費制かご祝儀制かを決める
ゲスト負担と新郎新婦負担のバランスを確認します。 - 引き出物やプチギフトを決める
会費、料理、ゲストとの関係から判断します。 - 招待状を作る
会費、ご祝儀、服装、料理形式などを明記します。 - 出欠と名簿を確認する
席、料理、アレルギー、ギフトなどを個別に管理します。 - 直前の動線を確認する
受付から着席、お見送り、帰宅まで順番に確認します。
準備時期の目安
会場や日程はできれば早めに検討し、3か月前頃までには招待する範囲や会費など、大きな骨組みを決めておくと進めやすくなります。
その後、招待状、衣装、写真、料理、演出、贈り物などを決め、出欠が見えてきた段階で最終人数と必要数量を確定していきます。
短期間で開催できる会場であっても、衣装、写真、外部業者、名入れギフトなどは別の締切があるため注意してください。
会場へ確認しておきたい項目
- 最低保証人数・最低保証金額
- 人数変更の期限
- 料理キャンセルの期限
- キャンセル規定
- 飲食物の持ち込み可否
- 引き出物・プチギフトの持込料
- 外部カメラマンや司会者の持ち込み可否
- 音響・映像設備の料金
- サービス料
- 子供料理・子供用椅子
- 車椅子で移動できる動線
- クローク・更衣室
- 会費を保管できる設備
1.5次会では名簿と数量を別々に管理する

1.5次会の準備では、参加人数だけを一つの数字として管理すると確認漏れが起きやすくなります。
たとえば60名出席する場合でも、料理60食、席60席、プチギフト60個、引き出物60セットになるとは限りません。
夫婦や家族単位で引き出物を用意する場合もありますし、子供料理は別メニュー、受付担当には別のお礼、遠方ゲストには交通面への対応が必要になることがあります。
私は、名簿を一つ作り、その中に次のような項目を別々の列で持たせる方法をおすすめします。
- 氏名
- 読み方
- 新郎側・新婦側
- 席
- 大人料理・子供料理
- アレルギー
- 会費
- 会費受領確認
- プチギフト
- 引き出物
- 個別のお礼
- 交通・宿泊対応
名入れ品を使う場合は、旧字体、異体字、英字表記なども本人から受け取った情報をもとに確認してください。
席次表用名簿、席札用名簿、ギフト用名簿を別々に作るより、元になる名簿を一つにして必要な項目を分ける方が変更時の確認がしやすくなります。
会費別に見る1.5次会の組み立て例
会費とパーティー内容の関係を具体的に見ると、何へ予算を使うべきか判断しやすくなります。
以下は一般的な組み立て方の例です。実際の料金は利用する会場の見積もりを確認してください。
会費1万円未満の場合
友人中心の立食ビュッフェなど、カジュアルな形式が候補になります。
予算を抑える場合、装飾を増やすより、料理や飲み物、十分な椅子、荷物置き場など、ゲストが実際に利用する部分を優先する考え方があります。
引き出物を付けず、帰りに小さなプチギフトを渡す形も考えられます。
会費1万5,000円前後の場合
着席ビュッフェや比較的軽めのコース料理など、友人と親族の両方を招きやすい形式が候補です。
全員分の席を用意し、短い映像や写真撮影、必要に応じて小さな記念品や引き菓子を加える方法があります。
ただし、サービス料や会場使用料などを加えると、新郎新婦の負担が想定以上になる場合があります。
会費2万円前後の場合
着席コースで親族や上司も招き、司会、写真、装花などを含めると、内容は一般的な披露宴に近づきます。
この価格帯では特に、招待状に会費、ご祝儀の要否、服装、料理、引き出物の有無を明確に書き、ゲストが一般的な披露宴と混同しないようにしましょう。
開催直前に確認しておきたいこと
開催1週間前頃になったら、新しい演出を増やすより、ゲストが当日迷わず行動できるかを確認する方が大切です。
受付から着席まで実際に確認する
入口から受付、クローク、席または待機場所まで、ゲストが進む順番を確認します。
- 受付が混雑した場合に待つ場所があるか
- 遅刻した人を誰が対応するか
- 会費を受け取る最終時刻
- 名簿は五十音順か新郎側・新婦側に分けるか
- 現金を誰が保管するか
Web招待状を利用している場合でも、スマートフォン画面が表示できないと受付できない仕組みにはせず、氏名でも確認できるようにしておくと安心です。
終了後の移動まで案内する
会がお開きになった後の、最寄り駅、送迎バス、タクシー乗り場、二次会の有無まで分かるようにすると親切です。
遠方から来るゲストが多い場合は、終電や宿泊についても早めに確認してもらいましょう。
遠方ゲストへの交通費について迷う場合は、結婚式のお車代相場と渡し方の基本も確認してください。
当社からのワンポイントアドバイス
1.5次会の引き出物をご相談いただくとき、当社が最初に確認するのは「1.5次会」という呼び名ではありません。会費はいくらか、料理は立食か着席か、親族や上司がどの程度参加するかを確認します。
同じ15,000円の会費でも、立食ビュッフェと着席コースではゲストが受ける印象が違います。引き出物を付けるか迷ったときは、「ゲストが支払う金額」「料理」「席」「持ち帰る品」を一列に並べて見てください。どこか一つだけを豪華にするより、全体の釣り合いを見る方が判断しやすくなります。
結婚式の1.5次会に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 結婚式の1.5次会とは何ですか?
A. 披露宴ほど格式に縛られず、二次会よりも食事やギフトなどのおもてなしを重視できる結婚のお披露目パーティーです。厳密な統一形式はなく、着席コースから立食ビュッフェまで幅があります。
Q2. 1.5次会の会費はいくらが目安ですか?
A. 一般的には1万円~2万円前後が一つの目安ですが、立食、着席ビュッフェ、着席コースで必要な費用は変わります。相場だけで決めず、料理、飲み物、会場費、サービス料などを含む実際の見積もりを確認してください。
Q3. 会費制ならご祝儀は不要ですか?
A. 会費制にする場合は、招待状にご祝儀を辞退する旨を明記すると分かりやすくなります。「会費15,000円です。ご祝儀などのお心遣いは不要です」など、会費とご祝儀の扱いを具体的に伝えましょう。
Q4. 1.5次会に引き出物は必要ですか?
A. 必須とは限りません。ただし、会費制だから不要とも限りません。会費、料理、席の有無、親族や上司の参加、ご祝儀制かどうかを見て判断します。カジュアルな会ならプチギフトのみ、披露宴に近い内容なら記念品や引き出物を用意する方法があります。
Q5. 1.5次会の料理はビュッフェでなければいけませんか?
A. いいえ。着席フルコース、大皿料理、着席ビュッフェ、立食ビュッフェなどから選べます。親族や上司が多いなら着席形式、友人中心で交流を重視するならビュッフェなど、ゲスト構成から判断しましょう。
Q6. 1.5次会にはどんな服装で参加すればよいですか?
A. 会場と招待状の案内を基準にします。ホテルの着席コースなら披露宴に近い服装、レストランでカジュアルな会費制パーティーなら少し軽めの服装が選ばれることがあります。新郎新婦側は招待状で具体的なドレスコードを伝えると親切です。
Q7. 海外挙式後のお披露目にも1.5次会は向いていますか?
A. 向いています。海外挙式や家族挙式には参加できなかった友人・同僚を国内へ招き、結婚のお披露目と食事を楽しむ場として1.5次会を利用できます。挙式の写真や短い映像を紹介すると、会を開く目的も伝わりやすくなります。
記事まとめ|1.5次会は「名前」ではなく中身から決める
結婚式の1.5次会は、披露宴と二次会の中間にある「決まった型」ではありません。
披露宴ほど形式に縛られず、二次会よりもゲストへのおもてなしを厚くできることが特徴ですが、自由度が高い分、新郎新婦自身が「どのような会にするのか」を具体的に決める必要があります。
この記事で最もお伝えしたいのは、「1.5次会」という名前だけを基準に会費、料理、服装、引き出物を決めないことです。
ホテルで親族や上司を招き、着席フルコースを提供する1.5次会と、友人を中心にレストランへ招き、立食ビュッフェで歓談する1.5次会では、ゲストが受ける印象も必要なおもてなしも違います。
準備を始めるときは、まず「誰を招待するのか」を決めてください。
親族や上司が多いのか、友人中心なのか、高齢のゲストや子供連れがいるのか、遠方から来る人が多いのか。それによって、座席、料理、会場、服装の考え方が変わります。
次に料理形式を決めます。
親族や上司を含めて落ち着いたおもてなしをしたいなら着席コース、友人中心で交流を増やしたいなら着席ビュッフェや立食などが候補になります。
ただし、費用を抑えるためだけに立食を選ぶのではなく、高齢者や妊娠中の方、子供連れのゲストが休める場所や料理を取りに行く動線まで確認してください。
そのうえで、会場から総額の見積もりを取り、会費制かご祝儀制かを決めます。
会費を決める際に注意したいのは、料理と飲み物だけを見ないことです。
会場使用料、サービス料、衣装、写真、音響、司会、装花などを含めて総額を確認し、「ゲストに負担してもらう部分」と「新郎新婦が負担する部分」を分けて考えます。
数名欠席して会費収入が減っても無理なく支払えるか、最低保証人数や人数変更・キャンセル条件も合わせて確認してください。
引き出物も、「会費制だから不要」と一律に決めるものではありません。
友人中心のカジュアルな立食パーティーであれば、小さなプチギフトだけでも自然なことがあります。一方、親族や上司を招き、着席でしっかり食事を提供する場合は、持ち帰れる記念品や引き出物を用意する方法もあります。
「ゲストが支払う金額」「料理」「席」「持ち帰る品」を横に並べ、全体として釣り合っているかを見ると判断しやすくなります。
当社が結婚式の引き出物制作に携わってきた中で、実務上特に注意していただきたいのが、参加人数と必要数量を同じ数字として管理しないことです。
料理は1人1食でも、引き出物は世帯単位になる場合があります。子供には別料理、受付担当には別のお礼、遠方ゲストには交通面への配慮が必要になることもあります。
名入れ品ではさらに、氏名、読み方、旧字体・異体字、英字表記、校正確認、包装、配送まで工程があります。
そのため私は、「氏名」「読み方」「席」「料理」「アレルギー」「会費」「プチギフト」「引き出物」「個別のお礼」などを一つの名簿の中で別々の列に分けて管理する方法をおすすめしています。
人数変更が起きたときに、どの数量を修正すべきか分かりやすくなるからです。
さらに、出欠が確定してから初めてギフトや名入れ品を探すのではなく、開催日と予定人数だけでも早めに制作会社へ伝え、最終発注期限を確認してください。
会場の人数確定日と外部業者の制作締切が同じとは限りません。
開催直前には、新しい演出を増やすより、ゲストが当日迷わないかを確認してください。
招待状を読んで会費や服装が分かるか。受付の場所が分かるか。荷物を預けられるか。無理なく座れるか。料理を受け取れるか。帰りの駅やバスが分かるか。
新郎新婦の目線だけではなく、ゲスト一人が招待状を受け取ってから会場を出るまでを順番に想像すると、足りない準備が見つけやすくなります。
予算を抑える場合も、すべてを均等に削る必要はありません。
装飾や演出など調整しやすい部分と、料理、座席、アレルギー対応、移動のしやすさ、受付案内など、ゲストの安心に直結する部分を分けて考えてください。
見た目を豪華にすること以上に、受付で迷わない、座って休める、料理がきちんと届く、帰りの案内が分かるといった基本が整っていることが、ゲストの満足につながります。
1.5次会の良さは、披露宴を少し簡略化することでも、二次会を少し豪華にすることでもありません。
二人と招待するゲストに合わせて、必要なおもてなしを組み直せることが一番の魅力です。
友人中心なら会話の時間を増やす。親族が多いなら着席と料理を重視する。遠方ゲストが多いなら移動や荷物の負担を減らす。子供連れが多いなら料理や席を工夫する。
これから1.5次会を準備する方は、まず次の5項目を書き出してみてください。
- 誰を招待するか
- 会費はいくらにするか
- 料理をどの形式にするか
- 全員が座れるようにするか
- ご祝儀をどう扱うか
この5つが決まれば、会場、招待状、服装、進行、引き出物、予算についても判断しやすくなります。
自由度の高い1.5次会だからこそ、「何でもできる」ことより、「ゲストが迷わず、無理なく、気持ちよく参加できる状態」を先に作ってください。
それが、二人らしさとゲストへのおもてなしを両立させるための、一番分かりやすい1.5次会の作り方だと私は考えています。
1.5次会だけでなく、結婚式の準備・費用・式場選び・引き出物・当日の流れまで全体を確認したい方は、結婚式完全ガイド|準備・費用・式場選び・引き出物まで流れに沿って解説もあわせてご覧ください。






