結婚式の料理やウェディングケーキを決めるとき、「料理は1人いくらが普通?」「飲み物まで含めると60人でいくら?」「ケーキやデザートビュッフェはどこまで必要?」と迷う新郎新婦様は少なくありません。
結論からお伝えすると、結婚式の料理は1人平均16,000円、飲み物は平均4,700円です。ウェディングケーキを1人1,000~1,500円で仮置きした場合、料理・飲み物・ケーキの合計は1人21,700~22,200円、60人では130万2,000~133万2,000円になります。
ただし、これはサービス料、料理のランクアップ、追加ドリンク、デザートビュッフェなどを含まない概算です。さらに見落としやすいのが、料理はゲスト人数で計算する一方、引き出物は世帯数や贈り分けで必要個数が変わるという点です。
当社は2007年の開業以来、300件以上の結婚式の引き出物案件に携わってきました。この記事では、調査データに基づく料理・飲み物・ケーキの相場に加え、人数別総額、サービス料、引き出物との予算配分、見積書で確認すべき項目まで、数字を具体的に分けて解説します。
結婚式の料理・飲み物・ケーキの相場【2025年調査】

ゼクシィが紹介する「結婚マーケット調査2025」の数値では、婚礼料理は1人平均16,000円、飲み物は1人平均4,700円です。料理と飲み物だけで、1人あたり20,700円になります。
| 項目 | 1人あたりの目安 | 数値の位置づけ |
|---|---|---|
| 婚礼料理 | 16,000円 | 結婚マーケット調査2025に基づく平均 |
| 飲み物 | 4,700円 | 結婚マーケット調査2025に基づく平均 |
| 料理+飲み物 | 20,700円 | 上記2項目を単純合計した試算 |
| ウェディングケーキ | 1,000~1,500円 | 式場公式情報を参考にした予算の仮置き |
| ウェディングケーキの調査例 | 1,766円 | ゼクシィ花嫁会の別アンケートによる平均 |
| デザートビュッフェの調査例 | 1,969円 | ゼクシィ花嫁会の別アンケートによる平均 |
注意したいのは、料理・飲み物と、ウェディングケーキ・デザートビュッフェの数値は調査対象が同一ではないことです。料理16,000円と飲み物4,700円は結婚マーケット調査2025、ケーキ1,766円とデザートビュッフェ1,969円はゼクシィ花嫁会の別アンケートです。同じ調査の全国平均として並べて解釈しないでください。
参考:ゼクシィ「結婚式の料理の相場とゲストに喜んでもらえるメニューの選び方」
参考:リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」概要版
60人なら料理・飲み物・ケーキで130万2,000~133万2,000円
ゲスト60人の披露宴を、料理16,000円、飲み物4,700円、ケーキ1,000~1,500円で計算すると、次のようになります。
| 項目 | 1人あたり | 60人分 |
|---|---|---|
| 料理 | 16,000円 | 960,000円 |
| 飲み物 | 4,700円 | 282,000円 |
| ウェディングケーキ | 1,000~1,500円 | 60,000~90,000円 |
| 合計 | 21,700~22,200円 | 1,302,000~1,332,000円 |
この金額は、税の扱い、サービス料の対象、子ども料理、乾杯酒、ケーキの注文方法などを考慮していない試算です。見積書にそのまま当てはめるのではなく、会場の正式な単価と対象人数で再計算するための基準として使ってください。
当社からのワンポイントアドバイス
当社では2007年の開業以来、300件以上の引き出物案件に携わる中で、新郎新婦様から「1人あたりでは小さな差なのに、全体で見ると予算が大きく変わった」というご相談を受けてきました。
例えば料理を1人1,000円上げると60人で6万円、ケーキを500円上げるとさらに3万円です。引き出物も含めて考えるときは、各項目を単価・対象人数または必要個数・総額の3つに分け、少なめの人数だけでなく現実的な上限人数でも試算しておくと、準備後半の予算のずれを抑えやすくなります。
【30人・50人・60人・80人・100人】料理とケーキの人数別総額
料理16,000円、飲み物4,700円、ウェディングケーキ1,000~1,500円を基準にすると、人数別の概算は次のとおりです。
| ゲスト人数 | 料理 | 飲み物 | ケーキ | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 30人 | 480,000円 | 141,000円 | 30,000~45,000円 | 651,000~666,000円 |
| 40人 | 640,000円 | 188,000円 | 40,000~60,000円 | 868,000~888,000円 |
| 50人 | 800,000円 | 235,000円 | 50,000~75,000円 | 1,085,000~1,110,000円 |
| 60人 | 960,000円 | 282,000円 | 60,000~90,000円 | 1,302,000~1,332,000円 |
| 70人 | 1,120,000円 | 329,000円 | 70,000~105,000円 | 1,519,000~1,554,000円 |
| 80人 | 1,280,000円 | 376,000円 | 80,000~120,000円 | 1,736,000~1,776,000円 |
| 100人 | 1,600,000円 | 470,000円 | 100,000~150,000円 | 2,170,000~2,220,000円 |
人数が10人増えれば、料理・飲み物・ケーキだけで約21万7,000~22万2,000円増えます。人数が確定していない段階では、現在の予定人数だけでなく、招待候補を含めた上限人数でも確認しましょう。
サービス料10~15%が加わると60人でいくら?
ゼクシィでは、サービス料は主に飲食代などを対象に10~15%程度加算される場合があると紹介しています。ただし、何が対象になるかは会場によって異なります。
60人分の料理960,000円と飲み物282,000円を対象にする場合、対象額は1,242,000円です。
| 計算条件 | サービス料 | 料理・飲み物・ケーキを含む概算 |
|---|---|---|
| 料理・飲み物に10% | 124,200円 | 1,426,200~1,456,200円 |
| 料理・飲み物に15% | 186,300円 | 1,488,300~1,518,300円 |
この表ではケーキをサービス料の対象に含めていません。ケーキ、乾杯酒、ビュッフェ、会場使用料などが対象になる会場では総額が変わります。税抜価格か税込価格か、サービス料が税の前後どちらで計算されるかも、見積書で確認してください。
料理を1人1,000円上げると総額はいくら増える?
| ゲスト人数 | 1人1,000円アップ | 1人2,000円アップ | 1人3,000円アップ |
|---|---|---|---|
| 30人 | 30,000円 | 60,000円 | 90,000円 |
| 50人 | 50,000円 | 100,000円 | 150,000円 |
| 60人 | 60,000円 | 120,000円 | 180,000円 |
| 80人 | 80,000円 | 160,000円 | 240,000円 |
| 100人 | 100,000円 | 200,000円 | 300,000円 |
上記はサービス料を含まない差額です。例えば60人の料理を1人3,000円上げ、追加分にも10%のサービス料がかかる場合、増額は180,000円ではなく198,000円になります。
結婚式の料理相場は1人16,000円|コース選びの注意点

料理16,000円は平均であり、「この金額に合わせれば正解」という意味ではありません。ゼクシィでは、14,000円以上20,000円未満の価格帯が多く選ばれていると紹介しています。会場、地域、料理のジャンル、食材、品数によって適切なコースは変わります。
初期見積もりは最低ランクだけで比較しない
初期見積もりの料理が、その会場で実際によく選ばれるコースとは限りません。最初に13,000円のコースで試算し、後から16,000円に変更すると、60人で180,000円の差が出ます。
- 最初の見積もりに含まれている料理コースの価格
- 実際に選ばれている価格帯と、その会場で人気のあるコース
- 肉料理・魚料理・前菜・パン・デザートの内容と品数
- 一品だけの差し替えや、食材の変更ができるか
- 試食の有無、試食料金、試食できるコースの範囲
- サービス料、税、アレルギー対応の追加料金
契約前から、最低ランクと実際に選びそうなランクの両方で見積もりをもらうと、契約後の増額を把握しやすくなります。
大人・子ども・乳幼児は別々に人数を確認する
招待人数と大人料理の注文数は、必ずしも一致しません。子ども料理、料理が不要な乳幼児、妊娠中のゲストへの食材変更、食物アレルギーへの対応がある場合は、最初から分けて整理してください。
ゼクシィ花嫁会の別アンケートでは、子ども用の料理・飲み物は平均4,515円という数値も紹介されています。ただし年齢、内容、会場で大きく変わるため、この金額を確定料金と考えず、対象年齢と実際の料金を会場に確認しましょう。
高齢のゲストには、料理を食べやすい大きさにできるか、箸を用意できるかも確認すると安心です。ゲスト満足度は価格だけでなく、一人ひとりが無理なく食事を楽しめるかでも変わります。
結婚式の飲み物相場は1人4,700円|乾杯酒は別料金?
飲み物の平均は1人4,700円ですが、フリードリンクの内容は会場ごとに異なります。同じ4,700円でも、ビール・ワイン・ソフトドリンクのみの場合と、カクテルやノンアルコール飲料まで含まれる場合では、実質的な内容が変わります。
乾杯酒・ウェルカムドリンク・延長料金を確認する
- ビール、赤・白ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーの対象範囲
- カクテル、ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクの種類
- 乾杯酒がフリードリンクに含まれるか、別料金か
- 受付後のウェルカムドリンクが含まれるか
- 披露宴の延長時に追加料金が発生するか
- 子ども、車を運転する方、お酒を飲まない方の料金区分
ゼクシィ花嫁会の別アンケートでは、ウェルカムドリンク平均914円、乾杯用ドリンク平均1,117円という数値も紹介されています。これらが基本プランに含まれない場合は、追加の対象人数を確認してください。
例えば乾杯酒が1人1,100円で60人分なら66,000円です。飲み物のコースだけを見て安いと判断せず、乾杯から披露宴終了までの合計で比較しましょう。
お酒を飲まないゲストにも選択肢を用意する
高価格のドリンクプランが、すべてのゲストに喜ばれるとは限りません。車で来場する方、妊娠中の方、高齢の方、アルコールが苦手な方が多い披露宴では、ノンアルコール飲料やソフトドリンクを充実させたほうが満足度につながることもあります。
秋田で結婚式を検討している場合も、地域の日本酒を増やすかどうかだけでなく、車で来場するゲストの割合を合わせて確認することが大切です。地域全体の費用感は、秋田の結婚式場の相場と費用目安も参考にしてください。
ウェディングケーキの相場は1人1,000~1,500円が予算の目安
ウェディングケーキは、1人1,000~1,500円を最初の予算目安として考えると計算しやすくなります。一方、ゼクシィ花嫁会の別アンケートでは平均1,766円という結果もあり、装飾やオリジナルデザインを希望すると予算目安を上回る場合があります。
参考:ララシャンス博多の森「ウェディングケーキの種類・相場・デザイン実例ガイド」
| 人数 | 1人1,000円 | 1人1,500円 | 1人1,766円の参考例 |
|---|---|---|---|
| 30人 | 30,000円 | 45,000円 | 52,980円 |
| 50人 | 50,000円 | 75,000円 | 88,300円 |
| 60人 | 60,000円 | 90,000円 | 105,960円 |
| 80人 | 80,000円 | 120,000円 | 141,280円 |
| 100人 | 100,000円 | 150,000円 | 176,600円 |
1,766円は別アンケートの平均値を人数に掛けた参考例です。会場の正式な見積額ではなく、1ホール単位で料金を設定する場合は、単価×人数にならないこともあります。
段数・フルーツ・オリジナルデザインで料金が上がる
ケーキの金額はサイズだけでは決まりません。段数、季節のフルーツ、特殊な形、細かな装飾、マジパン、飴細工、テーマに合わせたオリジナルデザインなどで追加料金が発生することがあります。
SNSなどで見つけた希望デザインがある場合は、画像を見せたうえで、基本料金に含まれる部分・追加料金が発生する部分・最終的な総額を分けて確認してください。
生ケーキとイミテーションケーキの違い
| 比較項目 | 生ケーキ | イミテーションケーキ |
|---|---|---|
| 食べられるか | ゲストに提供できる | 原則食べられない。入刀部分だけ生ケーキの場合もある |
| 主な役割 | 入刀演出とデザートを兼ねる | 入刀演出や写真撮影が中心 |
| 費用の考え方 | 人数や食材で変動しやすい | 会場のレンタル・装飾条件で変わる |
| 追加確認 | 取り分け、配膳、アレルギー対応 | 別のデザートが必要か |
生ケーキはゲストに取り分けることで、おもてなしと演出を兼ねられます。イミテーションケーキは見た目の自由度を確保しやすい一方、ゲストへ提供するデザートは別に必要になることがあります。
外部ケーキの持ち込みは衛生管理と持込料を確認する
外部のパティスリーなどにケーキを依頼したい場合でも、自己判断で注文してはいけません。生ケーキは衛生管理、冷蔵保管、アレルギー対応、配膳時の責任範囲などの理由から、持ち込みを認めていない会場があります。
持ち込み可能な場合も、持込料・搬入時間・冷蔵保管・カットや配膳の担当・食品事故が起きた場合の責任範囲を事前に確認してください。
デザートビュッフェ・寿司ビュッフェは本当に必要?
ゼクシィ花嫁会の別アンケートでは、デザートビュッフェは1人平均1,969円です。同記事では700~2,200円程度の価格帯も紹介されています。60人全員に1,969円で追加する場合、118,140円の増額です。
コースデザート・ケーキ・ビュッフェの重複に注意
料理コースにデザートが含まれ、ウェディングケーキもゲストに提供する場合、さらにデザートビュッフェを追加すると、甘いものが重複する可能性があります。
- 料理コースのデザートをビュッフェに変更できるか
- ウェディングケーキをビュッフェの一部として提供できるか
- 全員分の注文が必要か、人数の一部だけで注文できるか
- ビュッフェの提供時間とゲストが移動できる動線
- 高齢のゲストや子ども連れの方への配慮
ゲストとの会話や自由な交流を目的にするなら、ビュッフェ自体が演出になります。反対に、食後の甘いものを少し楽しんでもらうだけなら、生ケーキの取り分けで十分な場合もあります。
寿司ビュッフェや寿司ケーキは会場の対応可否を先に確認
甘いものが苦手な方や和食を好むゲストが多い場合、寿司ビュッフェや寿司ケーキを検討する方法もあります。ただし、生ものを扱うため、すべての会場で対応できるわけではありません。
追加料金だけでなく、調理体制、衛生管理、提供時間、料理コースとの重複、提供できる人数を確認してください。演出を先に決めるのではなく、その会場で安全に実施できるかから考えることが大切です。
2025年調査から分かる「記憶に残る料理」の考え方
料理の満足度は、高級食材や価格だけで決まるわけではありません。リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」では、披露宴・ウェディングパーティーまたは結婚を機とした食事会を実施した人692人を対象に、料理に関する演出が調査されています。
| 料理・飲み物に関する演出 | 実施割合 | 予算を考えるときの視点 |
|---|---|---|
| シェフがゲストに料理を説明する | 22.1% | 料理の背景やこだわりが伝わるか |
| 二人や家族の思い入れのある食材・料理を使う | 21.6% | 高級食材よりも思い出を表現できるか |
| 季節や出身地にちなんだ食材を使う | 19.8% | 地域らしさや季節感が伝わるか |
| 二人にちなんだドリンクを取り入れる | 14.4% | 必要な種類に絞って個性を出せるか |
| ケーキ入刀後に取り分けられる生ケーキにする | 11.5% | 演出とデザートを兼ねられるか |
| デザートやケーキを食べ放題にする | 10.9% | ゲスト交流の時間をつくれるか |
| 二人にちなんだオリジナルケーキを作る | 7.3% | 写真や思い出に残る演出になるか |
上記は調査対象692人による複数回答の割合であり、全国のすべての結婚式にそのまま当てはまる比率ではありません。大切なのは、料理の価格を一律に上げることよりも、二人やゲストにとって意味のある内容へ予算を使うことです。
例えば、コース全体を1人3,000円上げる代わりに、思い出の食材を一品だけ取り入れる、地元の食材を使う、乾杯酒にだけ二人らしさを加えるといった方法なら、総額を抑えながら印象に残るおもてなしを検討できます。
出典:リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」概要版・料理に関して実施した演出
料理は人数分、引き出物は世帯数|予算配分の落とし穴
料理・飲み物・ケーキと引き出物を同時に考えるとき、見落とされやすいのが計算の単位の違いです。料理は基本的に食事をする人数分ですが、引き出物は夫婦や家族を1世帯として扱う場合があり、招待人数と必要個数が一致しないことがあります。
ゲスト60人・引き出物45世帯なら予算はどう変わる?
仮にゲスト60人のうち夫婦や家族で出席する方がいて、引き出物の必要数が45世帯分になったとします。引き出物の単価を3,500円で仮置きすると、次のようになります。
| 項目 | 計算方法 | 金額 |
|---|---|---|
| 料理・飲み物・ケーキ | 21,700~22,200円×60人 | 1,302,000~1,332,000円 |
| 引き出物を60人分で仮計算 | 3,500円×60個 | 210,000円 |
| 引き出物を45世帯分で仮計算 | 3,500円×45個 | 157,500円 |
| 個数の違いによる差額 | 15個×3,500円 | 52,500円 |
| 飲食費+引き出物45個 | 1,302,000~1,332,000円+157,500円 | 1,459,500~1,489,500円 |
45世帯は説明のための仮定であり、実際の必要個数は地域の慣習、ご祝儀の考え方、親族の意向、夫婦への贈り分けで変わります。また、引き出物には引菓子、縁起物、紙袋、配送料、会場への持込料が別途かかる場合があります。
大切なのは、「招待人数が60人だから引き出物も必ず60個」と決めつけず、誰に何を何セット贈るのかを先に整理することです。必要な贈り物を減らすのではなく、計算単位を正確にそろえることで、料理と引き出物の両方に無理のない予算を組みやすくなります。
引き出物の相場、贈り分け、必要な品数を詳しく確認したい方は、結婚式の引き出物相場と選び方をご覧ください。
当社からのワンポイントアドバイス
引き出物のご相談で当社が最初に確認するのは、単価よりも「どなたに、何世帯分、どのように贈るか」です。ゲスト60人でも引き出物が45セットになる場合もあれば、ご夫婦へ別々に贈るなどの事情で必要数が変わる場合もあります。
料理は人数、ケーキは提供人数またはホール単位、引き出物は世帯数や贈り分け単位で考えると、同じ「60人の結婚式」でも予算の見え方が変わります。数量を正しく整理してから優先順位を決めることが、料理を無理に削らず、贈り物にもきちんと感謝を込めるための第一歩です。
結婚式の見積書で確認したい12項目
結婚式の料理・飲み物・ケーキで予算のずれを防ぐには、総額だけでなく、対象人数と追加条件まで確認することが重要です。
- 料理コースの単価と実際に選びそうなランク
- 大人料理、子ども料理、料理不要の乳幼児の人数
- 新郎新婦の料理代が見積もりに含まれているか
- アレルギー対応や妊娠中の方への食材変更の条件
- フリードリンクの種類とノンアルコール飲料の内容
- 乾杯酒、ウェルカムドリンク、延長料金の有無
- ウェディングケーキが人数単位か1ホール単位か
- ケーキの装飾、取り分け、配膳に追加料金がかかるか
- デザートビュッフェとコースデザートが重複しないか
- サービス料の割合、対象項目、税の計算方法
- 引き出物の必要個数、贈り分け、持込料の有無
- 人数変更・料理変更・キャンセルの締切と料金条件
結婚式全体の費用と自己負担額まで見直したい場合は、結婚式の平均費用と人数別相場も合わせて確認してください。料理だけで判断せず、衣装、会場、装花、写真、引き出物を含めた総予算の中で位置づけることが大切です。
人数変更・料理変更・ケーキ変更の期限は分けて確認する
「人数変更は可能でも料理コースは変更できない」「人数が減っても締切後は料理代が発生する」など、項目によって条件が違うことがあります。ケーキのオリジナル装飾や外部手配品は、通常の人数変更より早く内容が確定する場合もあります。
大切な回答は口頭だけにせず、見積書、メール、契約書など、後から確認できる形で残してください。
結婚式の料理・飲み物・ケーキに関するよくある質問
結婚式の料理はいくらくらいが相場ですか?
ゼクシィが紹介する結婚マーケット調査2025の数値では、料理は1人平均16,000円です。会場、地域、品数、食材によって変わるため、実際に選びそうなコースでも見積もりを確認してください。
結婚式の飲み物はいくらくらいですか?
結婚マーケット調査2025の数値では、飲み物は1人平均4,700円です。乾杯酒やウェルカムドリンクが別料金の場合もあるため、フリードリンクに含まれる内容まで確認しましょう。
60人の結婚式で料理・飲み物・ケーキはいくらかかりますか?
料理16,000円、飲み物4,700円、ウェディングケーキ1,000~1,500円で計算すると、60人で1,302,000~1,332,000円です。サービス料、追加ドリンク、デザートビュッフェなどは含んでいません。
ウェディングケーキの相場はいくらですか?
最初の予算目安としては、1人1,000~1,500円で計算すると把握しやすくなります。ゼクシィ花嫁会の別アンケートでは平均1,766円という数値もあり、装飾やデザインによって金額は変わります。
ウェディングケーキは必ず必要ですか?
必須ではありません。ケーキ入刀を行わず、料理や別のデザート、ゲストとの交流時間に予算を配分する方法もあります。二人が大切にしたい演出を基準に判断してください。
デザートビュッフェとウェディングケーキは両方必要ですか?
両方が必ず必要なわけではありません。コースデザート、ウェディングケーキ、デザートビュッフェが重複すると量や予算が増えるため、目的と提供内容を整理して選びましょう。
サービス料はどれくらいかかりますか?
主に料理や飲み物などに10~15%程度かかる場合があります。60人分の料理・飲み物が1,242,000円なら、10%で124,200円、15%で186,300円です。対象項目は会場によって異なります。
ゲスト60人なら引き出物も60個必要ですか?
必ずしも60個とは限りません。夫婦や家族を1世帯として贈る場合、必要個数が招待人数より少なくなることがあります。地域の慣習、親族の意向、贈り分けを踏まえて必要数を確認してください。
ウェディングケーキを外部から持ち込めますか?
会場によって異なります。衛生管理や冷蔵保管の理由で外部の生ケーキを持ち込めない場合があります。注文前に持ち込みの可否、持込料、保管条件、配膳担当を会場へ確認してください。
料理とケーキのどちらへ予算をかけるべきですか?
ゲストへの食事のおもてなしを重視するなら料理、入刀演出や写真を重視するならケーキに予算を配分する方法があります。料理、飲み物、ケーキ、引き出物の合計額と優先順位を見て判断しましょう。
記事まとめ|料理・飲み物・ケーキは人数と優先順位で考える
結婚式の料理・飲み物・ウェディングケーキの費用は、一つずつの単価だけで判断すると全体像を見失いやすくなります。最初に押さえておきたい基準は、料理1人平均16,000円、飲み物1人平均4,700円です。料理と飲み物だけで20,700円になり、ウェディングケーキを1人1,000~1,500円で仮置きすると、1人あたり21,700~22,200円が概算の出発点になります。
ゲスト30人なら651,000~666,000円、50人なら1,085,000~1,110,000円、60人なら1,302,000~1,332,000円、80人なら1,736,000~1,776,000円です。ここにサービス料、乾杯酒、ウェルカムドリンク、料理のランクアップ、デザートビュッフェなどが加われば、実際の金額はさらに変わります。
特にサービス料は、見積書の印象を大きく変える項目です。60人分の料理と飲み物が1,242,000円の場合、10%なら124,200円、15%なら186,300円が加算されます。何がサービス料の対象になるか、ケーキも含まれるか、税がどのように計算されるかは会場によって異なるため、必ず個別に確認してください。
料理を選ぶときは、平均額に合わせることより、実際に招待するゲストに合っているかが重要です。品数、味、量、食べやすさ、アレルギー対応、妊娠中の方への配慮、子ども料理の内容を確認し、可能であれば試食したうえで判断しましょう。初期見積もりの最低ランクだけで比較せず、自分たちが実際に選びそうなコースでも金額を出してもらうことが、後からの予算増加を防ぎます。
飲み物についても、単に種類が多いプランを選べばよいわけではありません。お酒を飲むゲストが多いのか、車で来場する方が多いのか、ノンアルコール飲料を充実させたほうがよいのかを考えてください。乾杯酒やウェルカムドリンクが基本料金に含まれない場合は、対象人数を掛けた総額まで確認することが大切です。
ウェディングケーキは、1人1,000~1,500円を予算の出発点にできますが、別アンケートでは1,766円という平均値も紹介されています。段数、フルーツ、装飾、オリジナルデザインによって費用は変わり、会場によっては1ホール単位で料金を設定します。生ケーキを取り分けてゲストに提供するのか、入刀演出を中心にするのかを決めると、必要な予算が見えやすくなります。
デザートビュッフェも同様です。ゲストとの交流時間を作りたい場合は価値のある演出ですが、コースデザートとウェディングケーキがある場合は、内容が重複することもあります。すべて追加するのではなく、コースデザートをビュッフェに変更できるか、ケーキを取り分けられるかを確認して、披露宴全体の流れに合う形を選びましょう。
料理へのこだわりは、必ずしもコース全体のランクアップを意味しません。リクルートブライダル総研の調査では、二人や家族の思い入れのある食材を取り入れる、季節や出身地の食材を使う、二人にちなんだ飲み物を選ぶといった演出も見られます。高級な食材を増やすことだけでなく、「なぜこの料理を選んだのか」が伝わるおもてなしも検討してみてください。
当社が引き出物の制作に携わる中で繰り返し感じるのは、結婚式の予算は単価よりも、数量の考え方で大きく変わるということです。料理は食事をする人数、飲み物は料金が発生する人数、ケーキは提供人数またはホール単位、引き出物は世帯数や贈り分け単位で計算します。これらをすべて同じ「ゲスト60人」で処理すると、実際の見積額とずれる可能性があります。
例えば、ゲスト60人でも引き出物が45世帯分なら、3,500円の品物では60個と45個で52,500円の差が出ます。もちろん世帯数や贈り方は家族構成や地域の慣習で変わるため、単純に減らしてよいという意味ではありません。大切なのは、必要な相手と必要な個数を正しく整理したうえで、料理や飲み物とのバランスを考えることです。
引き出物の選び方や贈り分けは、結婚式の引き出物相場と選び方で詳しく解説しています。式場費用、自己負担額、人数別の総予算を確認したい場合は、結婚式の平均費用と人数別相場も合わせてご覧ください。
予算に迷ったら、まず「料理の味と量は妥協したくない」「写真に残るケーキを大切にしたい」「お酒を飲まないゲストにも選択肢を用意したい」「引き出物できちんと感謝を伝えたい」など、二人にとって優先順位の高い項目を書き出してみてください。そのうえで、各項目を単価・対象人数または個数・総額・追加料金・変更期限の5つに分けると、比較しやすくなります。
結婚式で目指したいのは、全国平均どおりの金額に合わせることではありません。招待したゲストにおもてなしと感謝が伝わり、二人自身も無理のない予算で納得できることです。料理、飲み物、ケーキ、引き出物を別々に決めるのではなく、人数・必要個数・優先順位を一緒に見ながら、お二人らしい結婚式の予算を組み立ててください。

