結婚式を100万円以内にする方法|10人・20人・30人の費用と後悔しない節約術

レストラン婚でみんなに祝福されている新郎新婦
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「結婚式は100万円以内でできる?」「10人・20人・30人なら、どこまで実現できる?」「安くしすぎて後悔しない?」と不安になりますよね。

結論から言うと、結婚式の総額を100万円以内にするなら、10~20人程度の家族婚、挙式+会食、会食のみ、フォトウェディング+食事会などが現実的です。30人では少人数向けの定額プランや内容調整が必要になり、50人・100人規模の一般的な挙式披露宴を総額100万円以内に収めるのは通常難しくなります。

ただし、「結婚式100万円」には、式場へ支払う総額を100万円以内にする場合と、ご祝儀や親からの援助を差し引いた自己負担を100万円以内にする場合があります。ここを曖昧にしたまま会場を探すと、同じ100万円でも見積もりの評価が大きく変わります。

リクルートブライダル総研の「結婚マーケット調査2025」では、国内で挙式と披露宴・ウエディングパーティーをともに実施した人の費用総額は平均298.6万円、招待客数は平均57.2人でした。平均額は予算の正解ではありませんが、一般的な挙式披露宴と総額100万円以内の結婚式では、人数や形式を分けて考える必要があります。

一方、ハナユメが結婚式を行った4,693人を対象に紹介した調査では、2025年上半期の結婚式費用は平均361.5万円、平均人数46.8人でした。298.6万円と361.5万円は調査対象、集計条件、時期などが異なる別調査の結果です。どちらか一方を誤りと判断したり、その差額を相場の上昇・下落として直接比較したりすることはできません。

参考:リクルートブライダル総研「結婚マーケット調査2025」ハナユメ「2025年上半期の結婚式費用調査」

私はウエディングプランナーではありませんが、2007年の開業以来、300件以上の結婚式引き出物案件に対応し、人数変更、贈り分け、持込料、名簿、納期など、費用と準備が交差する実務を見てきました。この記事では、その制作側の経験と公開情報を分けて示し、予算内で何を残すべきかまで整理します。

  • 総額100万円と自己負担100万円の違い
  • 10人・20人・30人で現実的に選べる結婚式
  • 固定費・変動費・持ち込みを判断する方法
  • 見積もり・契約・補助制度で失敗しない確認事項

目 次

結婚式を100万円以内にする基本

少人数の家族婚で新郎新婦と親族が食事を楽しむ結婚式の会食

最初に「100万円」が総額なのか自己負担なのかを決め、次に招待人数と結婚式の形式を決めます。
安いプランを先に探すより、この順番の方が比較条件をそろえやすく、必要なものまで削る失敗を避けられます。

総額100万円と自己負担100万円は違う

総額100万円とは、挙式料、会場、衣装、料理、写真、装花、引き出物など、結婚式に必要な支払い全体を100万円以内にすることです。
一方、自己負担100万円とは、結婚式総額からご祝儀や親の援助などを差し引いた後に、二人が負担する金額を100万円以内にすることです。

例えば、総額が200万円でも、ご祝儀などが100万円あれば計算上の自己負担は100万円です。
ただし、式場によっては挙式前に総額を支払うため、最終的な自己負担が100万円でも、一時的に200万円を用意する必要があります。予算表には「最終負担額」と「支払日前に必要な資金」を分けて記入してください。

結婚式全体の平均費用、人数別の相場、ご祝儀や親からの援助を含めた自己負担の考え方は、結婚式の平均費用と自己負担・人数別相場で詳しく解説しています。

100万円以内は少人数が前提

結婚式を100万円以内に収めたい場合、現実的には少人数婚や家族婚を前提に考えるのがかなり大切です。

一般的な披露宴のように、友人、職場関係、親族を幅広く招待して50名、60名規模になると、料理、飲み物、引き出物、席札、装花などが人数分増えていきます。

その為、最初から大人数の披露宴を100万円以内にしようとすると、料理や記念品など、ゲスト満足に関わる部分まで無理に削る形になりやすいです。

それはちょっと心配ですよね。
闇雲に何でもかんでも削ろうとすると、ゲスト様の満足度低下に直結する結果になりやすいからです。
100万円以内を目指すなら、まずは招待する人を「本当に感謝を伝えたい人」に絞る事が第一歩です。

両家の親、兄弟姉妹、祖父母、特に親しい親族など、10名から20名程度にすると、費用の全体像がかなり見えやすくなります。

100万円以内を目指す基本は、人数を減らす事です。
料理や引き出物はゲスト数に比例して増える為、人数を絞るだけで大きな節約につながります。
ただし、人数を減らす時は「呼ばない人への配慮」も必要です。

あとから親族間で気まずくならないよう、両家の親御さんには早めに相談した方が安心ですよ。

当社からのワンポイントアドバイス
当社は2007年の開業以来、300件以上の結婚式引き出物案件に対応してきました。
100万円以内を目指すときは、招待人数だけでなく、引き出物を何世帯分用意するか、ご祝儀を誰から受け取る想定かまで分けてください。
夫婦・家族単位の出席では、人数と引き出物の数量が一致しない場合があります。
まず両家別に招待候補者を個人・夫婦・家族へ分け、親を引き出物の対象に含めるか、両家で同じ基準にするかを確認します。
そのうえで料理は人数、引き出物は世帯数を基準に概算すると、席次確定後の数え直しや予算超過を防ぎやすくなります。

10名と20名の費用目安

結婚式費用の見積もりや計算機、ブライダル資料を並べて予算計画を立てるイメージ

結婚式の費用は、会場、地域、日程、衣装、料理内容によって大きく変わります。
その為、ここでの金額はあくまで一般的な目安として見てください。

10名前後の家族婚であれば、挙式と会食を組み合わせて100万円以内に近づけやすいです。
20名前後になると、料理や飲み物、引き出物などの人数分の費用が増える為、内容によっては100万円を超える可能性もあります。

ただ、少人数向けの定額プランや、挙式のみ、会食中心、レストラン婚などを選ぶ事で、100万円以内に収まる場合もあります。

公開情報にも幅があります。ハナユメは20人規模の目安を約100万~120万円と紹介する一方、ゼクシィは「結婚トレンド調査2024」を基に、40人未満の結婚式費用総額は100万円台~200万円台が相場と説明しています。
会場種別、地域、挙式の有無、衣装、写真、料理によって条件が異なるため、「20人なら必ず100万円以内」とは考えず、希望を入れた見積もりで確認してください。

参考:ハナユメ「20人で結婚式をする費用相場」ゼクシィ「親族のみ・少人数の結婚式の費用相場」

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人数考え方注意点
10名前後家族婚や挙式+会食で検討しやすい衣装や写真を足すと上がりやすい
20名前後少人数披露宴として現実的料理・飲み物・引き出物が増える
30名以上一般的な披露宴に近づく100万円以内はかなり工夫が必要

大事なのは、最初の見積もりだけで判断しない事です。

初回見積もりは、選ぶプランによって基本的な内容やランクが異なります。
料理のランク、衣装の追加、写真データ、装花、引き出物など、希望する条件を反映したときにいくらになるのかを確認しておくと、あとから焦らずに済みます。

30人・50人・100人では100万円の意味を確認する

30人で総額100万円以内を目指す場合は、少人数向けのパック、会食中心、レストラン婚、平日などの条件を組み合わせる必要があります。
50人・100人規模では、料理・飲み物・引き出物など人数分の費用だけでも大きくなるため、一般的な挙式披露宴の総額を100万円以内にするのは通常現実的ではありません。

一方で、ご祝儀を差し引いた自己負担を100万円以内にする考え方なら、総額が200万円を超える結婚式でも検討余地があります。
50万円以内なら挙式のみ、フォトウェディング、家族だけの会食などへ形式を絞り、200万円以内なら20~30人程度の挙式+会食や少人数披露宴まで候補を広げる、というように予算ごとに形式を変えて考えてください。

固定費と変動費の違い

結婚式費用を考える時は、固定費変動費を分けて見ると分かりやすいです。

固定費とは、ゲスト人数にあまり関係なく発生する費用です。
例えば、挙式料、会場使用料、衣装代、美容着付け、写真撮影、司会料などです。
一方で変動費とは、ゲスト人数に応じて増える費用です。
料理、飲み物、引き出物、引き菓子、席札、招待状などが代表的ですね。

固定費は人数を減らしても残りやすい費用です。
変動費は人数を減らすと直接下がりやすい費用です。

ゼクシィが紹介する「結婚マーケット調査2025」の数値では、料理は1人当たり平均16,000円、飲み物は平均4,700円で、合計は1人当たり20,700円です。
この平均額を単純計算すると、10人では207,000円、20人では414,000円、30人では621,000円になります。
50人なら料理・飲み物だけで1,035,000円となるため、一般的な挙式披露宴の総額を100万円以内にすることが難しい理由も分かります。

ただし、実際には会場や料理ランクによって単価が異なり、ウエディングケーキ、乾杯酒、サービス料などが別途かかる場合もあります。
料理・飲み物・ケーキの相場や人数別総額については、結婚式の料理相場・飲み物・ケーキの費用と人数別総額で詳しく解説しています。

参考:ゼクシィ「結婚式の料理の費用相場とメニューの選び方」

もちろん金額は会場や内容によって違いますが、人数が費用に直結するのは間違いありません。
だからこそ、100万円以内を目指すなら、まず変動費を見直す。
その次に、固定費の中で本当に必要な項目を選ぶ。
この順番で考えると、無理のない節約になりやすいです。

家族婚や少人数婚の特徴

家族婚や少人数婚は、費用を抑えやすいだけでなく、ひとりひとりのゲストとしっかり話せるのが大きな魅力です。

大人数の披露宴では、どうしても進行や演出に追われて、ゲストとゆっくり話す時間が少なくなりがちです。
でも家族婚なら、食事をしながら感謝を伝えたり、写真を撮ったり、落ち着いた時間を過ごしやすいです。

当社で結婚式の引き出物や両親贈呈品をご相談いただく方も、「派手な式ではなく、身近な人にちゃんと感謝を伝えたい」という方が増えている印象です。

費用を抑えるというより、お金をかける場所を絞る結婚式という考え方ですね。

一方で、少人数婚には注意点もあります。
ご祝儀の総額は大人数婚より少なくなります。

その為、式場費用が安く見えても、自己負担額で見ると想定より大きく感じる場合があります。
少人数婚は総額を抑えやすい反面、ご祝儀総額も少なくなりやすいです。
最終的には「総額」だけでなく「自己負担額」で確認しましょう。

挙式のみと会食の違い

100万円以内で考える場合、挙式のみ、挙式+会食、会食のみという選択肢があります。
挙式のみは、チャペルや神社で式を行い、披露宴や会食を行わない形です。

費用は抑えやすいですが、ゲストを呼ぶ場合は、その後の食事や移動をどうするか考える必要があります。
挙式+会食は、家族婚でよく選ばれる形です。

挙式でけじめをつけ、その後に家族や親族だけで食事をする為、感謝を伝えやすく、結婚式らしさも残せます。
会食のみは、挙式にこだわらず、料亭やレストランで両家の食事会を行う形です。
衣装や写真をどこまで入れるかで費用は変わりますが、会場選びの自由度は高いです。

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形式向いている人費用面の特徴
挙式のみ儀式を重視したい人披露宴費用を抑えやすい
挙式+会食家族に感謝を伝えたい人少人数婚としてバランスが良い
会食のみ堅苦しさを避けたい人自由度が高く調整しやすい

どの形が正解という事ではありません。
あなたと相手、両家が納得できる形を選ぶ事が一番大切です。

結婚式を100万円以内に抑える方法

レストラン婚でみんなに祝福されている新郎新婦

ここからは、実際に費用を抑える方法を見ていきます。
ただし、安くする事だけを目的にしすぎると、満足度が下がる場合もあります。
大切なのは、削る部分と残す部分を分ける事です。

100万円以内に限らず、結婚式全体で削りやすい費用と残したい費用、見積もりの比較方法を整理したい方は、結婚式を安くする方法と後悔しない費用の考え方も参考にしてください。

レストラン婚の費用感

レストラン婚は、結婚式を100万円以内に近づけたい方にとって検討しやすい選択肢のひとつです。

ホテルや専門式場に比べると、会場使用料や設備費が抑えられる場合があり、料理を中心にしたアットホームな結婚式にしやすいです。
特に少人数婚との相性は良いかなと思います。

ゲストとの距離が近く、堅苦しすぎない雰囲気で過ごせるのも魅力です。
ただし、レストラン婚はすべてが安いわけではありません。

料理にこだわるレストランでは、1人あたりのコース単価が高くなる事もあります。
また、控室、着替えスペース、音響設備、司会、装花、写真撮影などが別手配になる場合もあります。
レストラン婚を選ぶ時は、料理代だけで判断しない方が安心です。

控室、音響、装花、写真、衣装搬入、サービス料まで含めた総額で比較しましょう。
会場見学の時は、「この金額で何が含まれているのか」を細かく確認してください。

料理が美味しく、雰囲気も良く、持ち込みの自由度が高いレストランなら、満足度を保ちながら費用を抑えやすいです。

平日やオフシーズンの割引

結婚式費用を抑える方法として、日程選びはかなり大きいです。
人気が集中しやすい春や秋の土日、さらに大安などの吉日は、会場費やプラン料金が高めになる場合があります。
逆に、平日、仏滅、夏や冬のオフシーズン、直前日程などは、割引プランが出る事があります。

但し、割引プランを見る時に注意したいのは、安い理由です。

例えば、衣装の選択肢が少ない、料理のランクが限定される、写真データが含まれない、持ち込み制限があるなど、条件が付く場合があります。

割引プランはお得に見えますが、内容確認が大切です。
「必要な物が含まれているか」「追加料金がどこで発生するか」を見てから判断しましょう。

日程に強いこだわりがないなら、平日やオフシーズンを検討する価値はあります。
ただ、親族が遠方から来る場合は、仕事の都合や交通費、宿泊費も関係します。

遠方ゲストの負担については、結婚式のお車代と遠方ゲストの交通費・宿泊費でも詳しく整理しています。

持ち込みで節約できる項目

持ち込みは、結婚式費用を抑えるうえで大きなポイントになります。

特に、招待状、席札、席次表、プロフィールブック、ムービー、引き出物、引き菓子、プチギフト、衣装、カメラマンなどは、外部手配や自作によって費用を抑えられる可能性があります。
ただし、持ち込みには必ず確認が必要です。

会場によっては、持ち込み自体ができない項目があります。
また、持ち込み可能でも、1点ごとに持込料が発生する場合があります。
ここを確認せずに外部で注文してしまうと、思ったより節約にならない事もあります。

持ち込みの可否や持ち込み料につきましては必ず契約前に確認するのが基本です。

契約後に交渉しようとしても、会場側のルールで変更できない場合があります。

当社では、結婚式の引き出物として名入れロックグラスのご相談をいただく事があります。
その際にも、新郎新婦様には「式場への持ち込み可否」と「持ち込み料」を先に確認していただくようお伝えしています。

せっかく想いを込めて選んだ引き出物でも、会場側の条件で予算が合わなくなると大変ですからね。

当社からのワンポイントアドバイス
当社の制作現場では、持ち込みで本当に節約できるかは、外部商品の販売価格だけでは判断できないと感じています。
引き出物なら商品代だけでなく、式場の持込料、包装、のし、手提げ袋、送料、指定日時の搬入、保管、各席への配付まで含めて比較してください。
名入れ品では、席次表が固まってから旧字体・異体字・英字表記を照合するため、人数変更期限と名簿確定期限が一致しない場合があります。
契約前に式場へ料金と搬入条件を確認し、外部業者へ校正期限、追加・減数、破損時の対応を尋ねます。
安さではなく、最終総額と二人・家族・会場スタッフに生じる作業まで比べることが、予算超過と当日の配付ミスを避ける判断基準です。

引き出物の費用を抑える方法

引き出物は、ゲスト人数に応じて増える変動費です。
その為、人数が多いほど費用差が出やすい項目です。

ただし、引き出物はゲストへの感謝を伝える大切な品でもあります。
安くする事だけを考えるより、予算内で喜ばれる物を選ぶという考え方が大切かなと思います。

引き出物費用を抑える方法としては、まず贈り分けを考える方法があります。
親族や上司には少し丁寧な物を、友人や同僚には実用性のある物を選ぶなど、関係性に応じて調整する形です。

また、外部手配やネット注文を使う事で、式場発注より費用を抑えられる場合もあります。
その場合も、持込料、配送、搬入、包装、のし、袋の有無を確認しましょう。

引き出物の金額目安や贈り分けについては、結婚式の引き出物相場と選び方で詳しくまとめています。

当社のような硝子彫刻品の場合、ゲストのお名前を入れた名入れグラスのように、実用性と記念性を両立できる物もあります。

結婚式後も使ってもらえる引き出物は、ゲストの記憶にも残りやすいです。
費用を抑えたい時ほど、「安いから選ぶ」のではなく、「この予算で感謝が伝わるか」を見てほしいですね。

ご祝儀制と会費制の違い

結婚式費用を考える時、ご祝儀制にするか会費制にするかも大切です。
ご祝儀制は、一般的な結婚式で多く使われる形式です。

友人なら3万円程度を包む事が多いなど、地域や関係性ごとの慣習があります。
ご祝儀が集まる為、結婚式後の自己負担を抑えやすい場合もあります。
ただし、ゲスト側の負担は大きくなります。

一方、会費制は、ゲストにあらかじめ決まった金額を案内する形式です。
1人あたり8,000円から20,000円程度など、内容に応じて設定される事がありますが、これもあくまで一般的な目安です。

会費制はゲストの負担が分かりやすく、カジュアルなパーティやレストラン婚に向いています。

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形式メリット注意点
ご祝儀制一般的で親族にも説明しやすいゲスト負担が大きくなりやすい
会費制ゲスト負担が明確自己負担が増える場合もある

ご祝儀の目安については、結婚式のご祝儀相場とマナーでも詳しく解説しています。
どちらが得かだけで決めるより、ゲスト層、料理内容、両家の考え方に合わせて選ぶのが良いです。

見積もりで確認すべき項目

結婚式費用を100万円以内に抑えるため電卓と見積書で予算を確認

結婚式で一番怖いのは、契約後に見積もりがどんどん上がる事です。

初回見積もりでは安く見えても、打ち合わせが進むと、料理、衣装、装花、写真、映像、引き出物、司会、音響、サービス料などが追加される場合があります。
だからこそ、契約前の見積もり確認は本当に大切です。

特に確認したいのは、次の項目です。

  • 料理と飲み物のランク
  • 衣装の上限金額
  • 写真データの有無
  • 装花の内容
  • 引き出物や引き菓子の単価
  • 持ち込み可能な項目と持込料
  • サービス料と消費税
  • キャンセル料と日程変更料

見積もりを見る時は、合計金額だけでなく、内容の中身を見てください。

例えば、衣装代込みと書いてあっても、選べるドレスが限られている場合があります。
写真込みと書いてあっても、データが数カットだけという場合もあります。

見積もりは「入っているか」だけでなく「(見積もりには)どのランクで入っているか」を確認しましょう。

100万円以内に見えても、希望内容に近づけてさまざまな項目をランクアップすると、最終的に大きく上がる場合があります。

国民生活センターは、結婚式の契約後は原則として契約内容に従うことになり、見積もり金額の内訳は事業者へ説明を求めるよう案内しています。
申込金を支払う前に、見積書だけでなく、約款、キャンセル料、日程変更料、最低保証人数、持ち込み条件まで確認してください。出典:国民生活センター「結婚式の見積りに関するFAQ」

結婚式の補助金は挙式費用に使えるとは限らない

全国の新郎新婦が一律に受け取れる「結婚式代の補助金」はありません。
こども家庭庁の結婚新生活支援事業は、自治体が新婚世帯の家賃や引越費用などを補助する仕組みで、挙式・披露宴費用を直接補助する制度ではありません。実施の有無、年齢、所得、対象費用、申請期限は自治体ごとに異なります。

結婚式費用と新生活費を同じ財布で考えるなら、住んでいる自治体の制度を確認し、対象になった住居費・引越費用の分だけ新生活全体の資金負担を調整してください。出典:こども家庭庁「地域少子化対策重点推進交付金」

結婚式を100万円以内にするためのよくある質問

結婚式を100万円以内にするなら何人までが現実的ですか?

総額100万円以内なら、10~20人程度の家族婚、挙式+会食、会食のみなどが検討しやすい範囲です。20人でも衣装、写真、料理、地域、会場によって100万円を超えます。人数だけで決めず、希望内容を反映した見積もりで確認してください。

30人の結婚式を100万円以内にできますか?

少人数向けパック、会食中心、レストラン婚、平日などの条件が合えば可能性はあります。ただし、料理・飲み物・引き出物など30人分の変動費が生じるため、一般的な挙式披露宴を希望すると超える可能性があります。プランに含まれない費用まで確認してください。

親族だけの結婚式なら100万円以内にできますか?

親族中心の10~20人程度で、挙式+会食や会食のみを選べば検討しやすくなります。ただし、ご祝儀総額も少なくなりやすいため、結婚式総額と自己負担額の両方を計算してください。両家で招待範囲と費用負担も先に確認します。

結婚式を50万円以内にする方法はありますか?

挙式のみ、フォトウェディング、家族だけの食事会など、形式を絞る方法が現実的です。衣装、写真、食事をすべて充実させると超えやすいため、何を残すかを先に決めます。表示価格だけでなく、衣装追加、写真データ、土日料金も確認してください。

結婚式を200万円以内にする場合は何人まで可能ですか?

20~30人程度の挙式+会食や少人数披露宴は候補を広げやすくなりますが、人数だけでは断定できません。地域、会場、料理、衣装、写真で総額は変わります。50人以上の場合は、総額200万円なのか、ご祝儀を差し引いた自己負担200万円なのかを分けてください。

100人の結婚式を100万円以内にできますか?

一般的な挙式披露宴の総額を100万円以内にするのは通常困難です。料理や飲み物だけでも人数分の費用が発生します。一方、ご祝儀を差し引いた自己負担を100万円以内にするという意味なら検討余地があるため、総額・ご祝儀見込み・事前支払額を分けて計算してください。

結婚式に使える補助金はありますか?

全国一律で挙式・披露宴費用を補助する制度はありません。自治体によっては、結婚新生活支援事業などで新婚世帯の家賃や引越費用を補助しています。結婚式代ではなく新生活費が対象となるため、自治体の対象条件と申請期限を確認してください。

東京・大阪・福岡・横浜・京都でも100万円以内にできますか?

地域にかかわらず可能性はありますが、会場費、料理単価、日程、最低保証人数、少人数プランの内容が異なります。地域名だけで判断せず、同じ人数・形式・料理ランク・衣装・写真条件で複数会場の見積もりを比較してください。

100万円以内のプランを契約する前に何を確認しますか?

料理・飲み物の内容、衣装の上限、写真データ、装花、引き出物、サービス料、持込料、最低保証人数、支払時期、キャンセル料を確認します。希望内容を入れた見積もりを書面でもらい、割引条件と追加料金が発生する項目を契約前に確認してください。

記事まとめ

新郎新婦がゲストに祝福されながら歩く温かい結婚式

結婚式を100万円以内にする為に大切なのは、何でも削る事ではありません。
本当に大切なのは、予算の中で優先順位を決める事です。

人数を絞る。
形式を選ぶ。
日程を工夫する。
持ち込みを確認する。
見積もりの中身を見る。

この流れを丁寧に進めれば、100万円以内に近づける現実的な道筋が見えてきます。
特に大切なのは、ゲストに関わる部分を雑に削らない事です。

料理、引き出物、交通費の案内、当日の過ごしやすさなどは、ゲストの印象に残ります。
費用を抑える時ほど、感謝の伝え方を丁寧に考えてほしいです。

結婚式は金額の大きさだけで決まるものではありません。
身近な人へ感謝を伝える時間として考えれば、少人数でも十分に温かい式になります。

当社は、結婚式の引き出物や両親への記念品を制作する中で、たくさんの新郎新婦様の想いに触れてきました。
派手な演出がなくても、しっかり想いが込められていれば、受け取る方の心にはちゃんと残ります。

結婚式を100万円以内で考えるなら、まずは「何にお金をかけたいのか」「誰に感謝を伝えたいのか」を二人で話し合う事から始めてみてください。

無理なく、後悔なく、お二人らしい結婚式になる事を心から願っています。

これまで数多くの新郎新婦様の引き出物の製作に携わってきた当社の経験からお伝えさせて頂きますと、結婚式を100万円以内に近づけるために最も大切なのは、すべてを一律に安くすることではなく、最初に結婚式の規模と優先順位を決めることです。

100万円という上限だけを先に置き、後から人数、料理、衣装、写真、引き出物を削っていくと、二人が大切にしたかった部分まで失われやすくなります。

私はこれまで300件以上の結婚式引き出物に対応してきましたが、ご相談で多いのは「何人なら予算内に収まるのか」「式場で頼む場合と外部手配では、どちらが安いのか」「人数がまだ確定していなくても準備を始められるのか」といったお悩みです。

これらは単価だけを見ても答えが出ません。

結婚式には、衣装、写真、挙式料、会場使用料など人数が変わっても残りやすい固定費と、料理、飲み物、引き出物、席札など人数に応じて増減する変動費があるためです。

少人数にすれば総額は下げやすくなりますが、ご祝儀総額も少なくなる可能性があります。
公開調査でも、少人数婚は必ずしも自己負担額まで小さくなるとは限らないと示されています。

したがって、会場見積もりの総額だけでなく、想定するご祝儀や援助を差し引いた後の自己負担額まで確認する必要があります。

準備は、まず二人が結婚式で残したいものを三つ程度に絞るところから始めてください。

次に、両家へ招待範囲と費用負担の考え方を相談し、招待候補者を個人ではなく世帯も含めて整理します。
その後、挙式のみ、挙式と会食、家族婚、レストラン婚などから、人数と目的に合う形式を選びます。
この順番を逆にして、先に会場やプランを契約すると、後から人数や持ち込み条件が合わないことがあります。

見積もりは「入っている項目」だけでなく、その内容とランクを確認してください。
料理は何品で飲み物はどこまで含まれるのか、衣装の追加料金が生じる価格帯はどこか、写真は撮影料だけかデータも含むのか、装花はどの範囲か、サービス料は何に掛かるのかを見ます。

割引プランでは、適用条件、最低人数、選べる日程、持ち込み制限、キャンセル料も重要です。
希望内容を反映した見積もりで、増額しそうな項目を契約前に洗い出してください。

持ち込みを利用する場合は、会場外で安く購入できるという理由だけで決めないでください。
引き出物なら、持込料、包装、のし、袋、送料、搬入日時、保管、配付方法まで含めた総額で比較します。

式場には「持ち込み可能か」だけでなく、「料金はいくらか」「誰が受け取り、保管し、配付するのか」まで確認してください。
外部業者には、納期、変更期限、キャンセル条件、破損時の対応を確認します。

名入れ引き出物では、人数確定とは別に名簿確定の作業があります。
席次表にある名前をそのまま渡せば終わりではなく、旧字体、異体字、英字表記、同姓同名、贈り分けの種類を照合しなければなりません。

実際の制作現場では、人数変更よりも表記確認に時間がかかることがあります。
式場が人数変更を受け付ける期限と、制作業者が名入れ内容を確定する期限は別々に確認し、余裕を持って名簿を提出することが大切です。

予算を抑えやすいのは、招待状や席札などの自作、演出の整理、日程や会場形式の工夫などです。
一方、料理、ゲストの移動負担、安全や進行に関わる部分、名前を入れる品の校正は、慎重に判断した方がよいでしょう。

節約とは、単に価格の低いものへ置き換えることではありません。
費用を抑えた結果、準備作業が増え過ぎたり、当日の家族に負担が集中したりすれば、別の負担が生まれます。金額と同時に、誰がいつ作業するのかも確認してください。

結婚式の正解は一つではありません。
親族中心でゆっくり食事をすることを大切にする二人もいれば、写真や衣装を残し、披露宴を行わない選択が合う二人もいます。

ご祝儀制と会費制、式場手配と外部手配のどちらが良いかも、地域の慣習、ゲスト層、両家の考え方によって変わります。

私は、予算の数字だけで判断するより、二人が誰に何を伝えたいのかを基準にした方が、納得できる選択につながりやすいと考えています。

最後に確認する順番は、目的、招待範囲、自己資金、形式、会場条件、見積もり、持ち込み、数量、納期です。
まず二人で優先順位を決め、両家と招待範囲や援助の有無を共有する。

次に複数の会場で、希望内容を入れた見積もりと持ち込み条件を確認する。
そのうえで、外部手配を含む総額を比べ、席次表と名簿の確定日から逆算して準備を進めます。

100万円以内という目標は大切ですが、それ以上に、二人が無理をせず、ゲストへの感謝が伝わる内容になっているかを最後の判断基準にしてください。

この記事を書いた人

硝子彫刻工房 九炉磨蔵
代表 門間 基浩


2007年から約20年に渡り硝子彫刻・名入れ記念品の制作に携わり、300件以上の結婚式の引き出物制作実績があり、その他にも両親贈呈品などをブライダルにかかわる商品を数多く制作してきました。

本記事では数えきれない新郎新婦様との打ち合わせの際にお伺いした内容や経験から、記事を書かせて頂いております

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